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中間選挙での大敗から3日、トランプ大統領が政権中枢の人事刷新に踏み切りました。政権の要となるポストへの起用が決まったのは、強硬な移民政策を主導してきた10年来の側近です。

アメリカ トランプ大統領

「ワイルズ氏はとても良い仕事、素晴らしい仕事をしてくれた。だが、私には変化が必要だった。ミラー氏は素晴らしい。我々は動き出さないといけない」

トランプ大統領は6日、第2次政権・発足時から大統領首席補佐官を務めてきたワイルズ氏が退任し、ミラー次席補佐官が昇格すると発表しました。首席補佐官は大統領との面会の調整や、政策の総合調整にあたる、いわば、側近中の側近です。

涌井文晶 ワシントン支局長 

「首席補佐官に就任するミラー氏は保守強硬派として知られ、政権の強硬な移民政策を主導してきました。政権全体の政策も強硬色を強めることが予想され、民主党との対立も、より深まるものとみられます」

ミラー氏は、民主党などのリベラル派に対して敵意をむき出しにしてきました。

スティーブン・ミラー次席補佐官(2025年)

「私たちに対する憎悪を煽ろうとする者たち(リベラル派)よ、あなたたちには何がある?何もない。あなたたちは無だ。邪悪そのものだ」

トランプ氏は中間選挙の直後には「民主党と協力の余地がある」と話していましたが、ミラー氏の起用は民主党との対決姿勢を打ち出したものと受け取られています。

アメリカ トランプ大統領(2024年)

「スージー(ワイルズ氏)は後ろにいるのが好きなんだ。我々は彼女を“氷の乙女”と呼んでいる」

退任するワイルズ氏は、トランプ氏に苦言を呈することもできる「猛獣使い」として知られてきました。

アメリカ トランプ大統領

「彼は偉大な戦士だ。初めからずっと私と共にいてくれた。2016年より前、2015年からだ。彼はとても忠実で賢い」

一方のミラー氏は長年、トランプ氏と行動を共にしてきた忠実な側近で、衝動的に動くことも少なくないトランプ氏への「歯止め」はますます弱まる見通しです。

一方、今後のトランプ大統領の動きに不安を募らせる日本の企業も。

創業から100年以上続く、埼玉県坂戸市の弓削多醤油。近年アメリカへの輸出に力を注いできたといいますが…。

弓削多醤油 弓削多洋一社長

「トランプ大統領でいる限りはまだ不安。外交のカードとして、関税をまた、ぶり返してくるんじゃないかなと思っている。トランプ大統領のこれからの発言はすごく気になる」

木桶の中で発酵・熟成させる伝統製法の醤油は、アメリカでも人気を獲得。海外への輸出の4割をアメリカ向けが占めています。その期待から、おととし、1億円以上を投じて新たな醤油蔵を完成させました。

しかし、その矢先、トランプ関税が発動。醤油の税率は3%から15%へと引き上げられ、アメリカ向けの輸出の売り上げは2割減少したといいます。

弓削多醤油 弓削多洋一社長

「国内は醤油の業界も50年出荷量が減ってる状態。できれば(大統領は)民主党に2年後なってもらって、関税がなくなってくるとさらに(売り上げが)グッと伸びてくと思っている」

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