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高市総理の台湾有事をめぐる発言から、あすで1年。冷え込みの続く日中関係は改善へと向かうのでしょうか。

報告

「店内はとても大勢の人で賑わっています」

週末、北京市内のショッピングモールを訪れていた人たちのお目当ては…日本の人気キャラクター「ちいかわ」です。

各地にグッズショップがオープンするなど中国の「ちいかわ」人気はとどまることを知りません。

日本の人気商品は、ほかにも。

こちらは9月に開かれたキヤノンの新商品発表会。多くの中国メディアが集まり、注目度の高さがうかがえます。

キヤノン中国 小澤秀樹 会長

「弊社に関しては日中関係の影響というのは、ほとんどないです」

高市総理(衆院予算委 去年11月)

「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、これはどう考えても存立危機事態になりうるケースと考えます」

去年11月の高市総理による台湾有事をめぐる国会答弁以降、日本への圧力を強めてきた中国。

帝国データバンクの調査によると、中国に進出する日本企業は1万118社となり、2年前からおよそ22%減りました。

そして、いまも大きな影響を受けているのがコンサート事業です。

北京市内で開かれているディズニーのイベント。運営しているのは日系のイベント会社「北京ぴあ」です。

以前は日本人アーティストのコンサートを扱っていましたが、いまはこうした日本に関係のない事業にも手を広げています。

中国で20年にわたってコンサート事業に携わってきた佐々木康太さんは、上海だけでも年間200公演ほどあった日本人アーティストのコンサートがゼロになったといいます。

北京ぴあ 佐々木康太さん

「僕たちが一番得意としたところが現状としては難しいのであれば、それ以外に皆さんと一緒に共有できるイベントの開発は必要なのかなと思います」

こうした中、関係改善を探る動きも。

先月、中国のシンクタンクが日本の駐中国大使らを招き、日中経済をテーマにしたシンポジウムを開きました。

清華大学で日中関係を研究する劉江永教授は、高市政権への厳しい姿勢は変わらないものの、こうした動きを「日本の一部に向けた期待」だと指摘します。

清華大学 劉江永 教授

「中国としても日本に良識のある有識者が現れ、両国関係の全体像と双方の共通利益を考慮し、今後の二国間関係の発展に向けた基礎を築いてくれることを期待しています」

先月、北京の日本大使館で開かれた日本語を学ぶ学生らの作文コンクール表彰式。

最優秀賞のホウ エイさんは日中交流への思いをこう訴えました。

最優秀賞 中国人民大学 ホウ エイさん

「交流の意義は思いが必ず届くことではなく、先が見えなくても誠実に耐え、そして耳を傾け続けることにあると思っています」

先の見えない日中関係。彼らの言葉は届くのでしょうか。

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