少子化が進む中、宮崎市は、小中学校の統廃合などの議論を本格的にスタートさせました。
こうした中、宮崎市は、青島小学校と内海小学校、それに、青島中学校を統合し、施設一体型の義務教育学校を設置する案を、明らかにしました。
(古田とわアナウンサー)
「宮崎市の内海小学校です、こちらは全校児童が17人と、市内で児童数が最も少ない小学校です」
少子化により、県内でも統廃合が進む公立学校。
宮崎市では、71の小中学校が含まれる7つの中学校区ごとに、施設の建て替えや小中一貫校への移行など、今後の整備方針を決めるため、地元関係者と意見交換することにしています。
4日は青島中学校区の学校運営協議会が開かれ、地元の区長やPTAの代表らが参加。この中で、市は、小中学校を統廃合する案を初めて示しました。
(宮崎市教育委員会新たな学校づくり推進室 野邉孝大室長)
「3つの学校を一つの敷地、一つの校舎に集約し、小学校から中学校までの9年間を一貫して見守り、育てるような環境をつくれればと」
市の案では、青島小、内海小、それに青島中を、施設一体型の義務教育学校に統合。施設は、現在の青島小を改修して使用するとしています。
参加者からは、統合案に対して、防災や利便性の面から、様々な意見が出されました。
(青島小学校PTA会長 日高芙充さん)
「(青島中学校区は)津波が来たらすぐ浸かってしまう、青島小学校の敷地ではなく、一から建て直すという提案は可能なのか」
(青島中学校PTA会長 百丸典子さん)
「内海から通うのは不便、子どもたちも親にも負担がかかっている」
また、地域の活性化を心配する声も…
(内海地区 黒木秀夫区長)
「(内海小は)内海地区の地域の人のふれあいの場。内海の人は高齢化しているので、こっち(青島小)まで出てくる人たちはいなくなるのでは」
統合の対象となっている内海小は、明治7年に創立。
150年以上の歴史があり、ピーク時には、450人以上の児童がいましたが、現在は17人まで減少しています。
PTAの代表は…
(内海小学校PTA会長 山田幸恵さん)
「(Q.説明を受けられて率直にどうおもいましたか?)保護者の思いもあるし、地域の人たちの今までずっと支えてくれた思いもあるので、(PTAとして)丁寧に説明しながら、いちばんいいようにまとまればいい」
(宮崎市教育委員会企画総務課 河野広知課長)
「特に内海小学校はどの学年も複式学級で、切磋琢磨する環境にないという課題があるので、子どもたちがより良い学びが受けられるようにしていきたい」
今のところ、統合のスケジュールなどは決まっておらず、市では、今後、保護者や地域の団体とも意見交換を重ねながら、再整備のあり方を検討することにしています。
【参考】
今回対象となっている宮崎市の中学校区は青島のほか、宮崎や大淀など、7つとなっています。
宮崎市は、この7つの校区について、「単独の建て替え・改修」「学校統合」「小中一貫校・義務教育学校への移行」などの選択肢の中から方針を決め、将来的に、整備することにしています。
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