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 日本国憲法が1946年に公布(広く知らせること)されてから3日で80年をむかえました。憲法は国の仕組みや国民の権利・自由を定めた一番大事な決まりです。人工知能(AI)を組み込んだロボットに人権はあるのでしょうか――。子どもたちが人形劇を見て、こんなことを考える講座が、東京都江戸川区で開かれました。【木村健二】

 この講座は江戸川区子ども未来館が開く法律ゼミ「社会のしくみ<法律入門>」で、6月21日のテーマは「決めごとのルールと人権」。人形劇に登場する主なキャラクターは、魔女のマーゴ、オオカミのルー、ロボットのエムで、カラスのペイジーが解説役を担います。シナリオは、憲法を研究している志田陽子・武蔵野美術大学教授が手がけました。

 みんなで草原にお出かけをしたものの、ルーは走り続け、エムは草地を進めず、ほうきをなくしていたマーゴはついていけません。3人がバラバラになってしまうことを心配したカラスのペイジーはルーに、もどって3人でよく話し合うようにうながし、こんな会話が交わされました。

エム「私はロボットだから、民主主義には加われません。民主主義は人間のものです」

ルー「だったら、動物だからオレもメンバーになれないぞ」

マーゴ「魔女だから、人間とはちょっとちがうなあ……」

エム「民主主義のメンバーになれる権利を参政権といいます。その中の大事な権利が選挙権、18歳になったらだれでも使える権利です。参政権をふくめて、人間にとって絶対に必要な権利のことを『人権』といいます。じつは全員、『人権』を持つ資格がないのですね……」

 この日の参加者は、小学生18人のほか、地元の司法書士、行政書士、ボランティアらが五つのグループに分かれて、人形劇が投げかけた問題を自由に議論しました。

 「人間のように感情があれば、権利を持つことは認められる」「伝える力がある動物などは人権があってもいい」「AIは人間の生活が便利になるので、権利があってもいい」「AIはズルをするかもしれない」

 それぞれのグループでは、さまざまな意見が出ました。=2面につづく

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