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【全州聯合ニュース】2005年から毎年、東アジアの平和と正しい歴史教育のため、韓日共同歴史授業を開催している槿暎中学校(全州市)の趙恩敬(チョ・ウンギョン)教諭は先ごろ聯合ニュースのインタビューに応じ、韓日共同歴史授業の目標について、「授業を受けた生徒たちが正しい歴史を学び、相手の話を最後まで聞ける心を持ってほしい」と話した。

 共同授業を受講した生徒は延べ3000人を超える。

 学生時代から世界史や文化に対する関心が強かったという趙氏は、教職に就いて以来、生徒がより広い世界と出会い、自分とは異なる生き方を理解できるよう手助けすることに魅力を感じたと振り返る。

 サッカーワールドカップ(W杯)韓日大会が開催された2002年、韓日の教員団体が主催し、韓国教育部が後援した「韓日平和教材実践交流会」に教員代表として参加し、日本の教員と初めて縁を結んだ。この時にできたネットワークは、2004年に東京で開催された「韓日歴史会議」を経て、両国教員による共同授業の構想へと発展。正しい歴史認識と東アジアの平和を目指す思いを一つにし、2005年に槿暎中で最初の共同授業が実現した。

 以降、共同授業では初代韓国統監を務めた伊藤博文元首相を暗殺した安重根(アン・ジュングン)義士の義挙や慰安婦被害者の問題、「三・一独立運動」(1919年)の意義などを取り上げ、生徒たちが歴史的な痛みを理解し、自ら考える機会を提供しようと努めてきた。

 韓国の独立運動家で上海の大韓民国臨時政府設立に加わった金九(キム・グ)の生誕150周年に合わせ、今年は韓中日共同授業を開催した。日本、中国の教員も教材や体験談を持ち寄って共有し、金九が掲げた文化と平和の価値を共に学び、相互理解を深めた。

 20年以上にわたる歩みの中では、困難も少なくなかった。趙氏は「保守的な日本の教育当局の協力を得るのが難しかった経験もあり、韓国でも授業内容について誤解を受けたことがある」とし、「共同授業に参加した日本の教員がインターネット上で攻撃されるなど、神経を使うつらい場面も多かった」と述べた。

 こうした困難を乗り越えられたのは、同僚教員たちの支えと、教室を離れてからも互いを理解しようとする心を持ち続けた生徒たちのおかげだった。

 趙氏は「つらいことが起きるたびに歴史的事実に基づいて授業の趣旨を説明し、共に活動する教員たちが互いを支え合った」とし、「何より授業に参加した生徒たちが真剣に質問し、相手の話に耳を傾ける姿が大きな力になった」と強調した。

 また、「日本で共同授業を受けた生徒が教員になり、『自分も歴史を正しく教えるために努力している』という手紙を送ってくれたこともあった」とし、「出会った生徒たちがそれぞれの場所で学びを続け、まだ出会ったことのない人たちにもその学びを伝えてくれていることに、最高のやりがいを感じる」と笑顔を見せた。

 趙氏は何よりも、共同授業を受けた生徒たちが他者の痛みに寄り添える人へと成長することを望んでいる。「誰かを理解するのが難しいと感じる瞬間が生徒に訪れたとき、教室で交わした対話が少しでも役に立てばうれしい」とし、「これからもこうした交流を継続し、生徒たちが日本以外のさまざまな国の生徒とも出会い、歴史や生き方を理解し合い、共に問いを深められる機会を作っていきたい」と語った。 

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