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不正アクセスによる情報漏えいが続いています。10月30日には「外務省」、さらには「無印良品」を展開する「良品計画」が個人情報流出の可能性があることを発表しました。

今後、注意したいのが スマートフォンなどで操作するIoT家電、 いわゆる「スマート家電」です。自宅の見守りカメラが乗っ取られるおそれもあるそうです。

■世界では“約13秒に1回”サイバー攻撃 攻撃対象 約3割が「IoT機器」か

南波雅俊キャスター:

国立研究開発法人情報通信研究機構の2025年のレポートによると、世界のインターネット空間を観測した結果、約13秒に1回サイバー攻撃が行われていたことが分かりました。その対象の約3割が「スマート家電を含むIoT機器」だったということです。

具体的には、インターネットに接続してスマートフォンなどで操作・管理ができる、▼エアコン、▼冷蔵庫、▼スピーカー、▼見守りカメラなどです。

使う人が増えてきている印象があるものですよね。

日比麻音子キャスター:

特に見守りカメラは、仕事中に家にいる愛犬などのために使っている人が多いですよね。

国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:

欧米では、子どもが小さい時から親とは別の部屋で寝る文化なので、必然的に見守りカメラが必要になります。

その見守りカメラがハッキングされるという被害が以前から報告されているので、ますます増えていく恐れがあると思います。

南波キャスター:

具体的にどのような脅威があり、私たちにできることはどのようなことなのか。サイバーセキュリティに詳しい専門家に聞きました。

■自分が“加害者”になる可能性も… スマート家電介したサイバー攻撃も

サイバーセキュリティ歴20年以上 松田和之さん

「インターネットに繋がった機器全部を検索できるようなサイトがあります。リアルタイムの情報で、約2000万の機器の情報がざっと出てくる」

――ここ開いたら不正アクセス?

「これは普通に公開されちゃっているので、特に認証を突破しているわけじゃない。ID・パスワードとかで入ったら不正アクセス。こういうので古いバージョンのものを見つけて、それに対して攻撃を仕掛けるようなイメージ」

ただ、攻撃を受けなくてもパスワードの未設定などによって、防犯カメラの映像などが公開されてしまっていることもあるそうです。

南波キャスター:

インターネットにつながった機器を全て検索できるというサイトでは、10月30日午前11時時点で国内の約2000万のIoT機器情報が公開されています。

サイバーセキュリティに詳しい松田さんによると、AIがセキュリティの弱い機器を探して攻撃を仕掛け、個人情報を取得していくということです。

スマート家電が乗っ取られ被害者となる場合、個人情報や生活情報などが流出し、▼空き巣・強盗・ストーカー被害の可能性もあるといいます。

さらに、サイバー犯罪者がアクセスしたスマート家電を介して、企業や個人へのサイバー攻撃を行い、スマート家電を踏み台にすることで、どこから攻撃したか分からなくするということです。

▼乗っ取られた側がサイバー攻撃に加担してしまう、加害者になってしまう可能性もあります。

国際情報誌「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:

これを悪用して、酷暑日に家中のエアコンが暖房で稼働していたという例を聞いたことがあります。

■きょうからできるスマート家電の「4つのセキュリティ対策」

南波キャスター:

Trend AI高橋昌也シニアスペシャリストによると、個人でできるスマート家電への対策が、大きく4つあるといいます。

▼使用していない機器のネット接続を切断

・コンセントを抜く

・冷蔵庫やエアコンなど電源を切ることが難しい場合は、Wi-Fiなどの使用していない機能をオフに

▼パスワードを変更

・初期設定から複雑なものに

▼ソフトウェアを常に最新に

・セキュリティ対策などアップデート

▼これから購入する場合は、2025年から運用開始のセキュリティ機能を可視化した「JCスター」のマークで安全性を確認するのも手だといいます。星の数が多いほどセキュリティ機能が高いものになるそうです。

Trend AIの高橋シニアスペシャリストは「メーカーのサポート期間が終わるとセキュリティプログラムも提供終了。過ぎているものは買い替えも検討を」としています。

サポート期間の確認ということも重要になってくるかもしれません。

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<プロフィール>

堤伸輔さん

国際情報誌「フォーサイト」元編集長

BS-TBS「報道1930」ニュース解説

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