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【ソウル聯合ニュース】「若者たちの柔軟な思考が韓日関係改善に役立つと考えています。草の根外交とでも言えるでしょうか?」――。

 韓国人の日本就職を仲介する就職コンサルティングプラットフォーム「KOREC(Korea Recruiting)」の創業者、春日井萌代表(35)はこのほど、ソウル市内のオフィスで聯合ニュースのインタビューに応じ、このように語った。

 KORECは日本企業の韓国人向け求人情報を掲載しており、求職者はプロフィールと履歴書を登録することで簡単に応募できる。

 また、日本での就職に関するアドバイスや面接対策などの情報も提供し、KORECを通じて日本企業に就職、または内定した人は累計1000人を超える。

  高校を休学して米国に1年間留学した春日井さんは、日本で高校を卒業後、韓国の延世大アンダーウッド国際学部で政治外交学を学んだ。

 春日井さんが韓日関係に関心を持つようになったきっかけは、意外にも野球だった。

 米国留学中に知り合った韓国人の友人が、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝の韓日戦でイチロー選手の決勝打により韓国が敗れると、春日井さんに電話をかけ「絶交宣言」をしたのだ。

 日本から遠く離れた場所で同じアジア人として頼りにしていた友人だっただけに、ショックは大きかった。

 この出来事を機に韓日関係を改善する外交官を夢見るようになった春日井さんは韓国に渡り、大学に進学。外交官になるため1年間試験勉強もしたが、壁は険しかった。

 春日井さんはそこで諦めず、「民間交流を活性化しよう」という目標を立て、卒業前に日本就職サークルを立ち上げた。わずか2カ月で150人が集まり、日本就職に対する需要を肌で感じたという。

 韓国よりはるかに早く高齢化が進んだ日本で人手不足が課題となるなか、韓国では若年層の就職難が深刻化し、日本での就職に活路を見いだす動きが広がり始めた時期だった。

 春日井さんはサークルでの活動を生かし、2019年にKORECを設立。ソウルの学生街・新村にカフェ形式のオフィスを構えた。

 日本企業の韓国の若者に対する認識は好意的だという。

 春日井さんは「(日本企業は)韓国人は非常に優秀だと考えているようです」とし、「日本企業は国籍にかかわらず優秀な人材を採用したがっています」と強調した。

 言葉の壁についてもそれほど気にしていない。会社によって差はあるが、応募者の潜在能力を優先するため、日本語は合格後に学べば十分だと考えているという。

 春日井さんは「私と初めて会った時はひらがなもできない人がいましたが、今では福岡にあるベンチャー企業の子会社の社長になりました」とし、「一生懸命やれば本当にうまくいくと感じました」と話した。

 韓日関係の改善に向けては、「民間交流」の重要性を強調した。

 春日井さんは「常によりよい社会をつくりたいという思いがありました」とし、「特に、固定観念にとらわれない若者たちの交流が増えれば、韓日関係も次第に改善されるでしょう」と力を込めた。

 その上で「文化的な交流や民間人の交流から始め、互いの深い歴史まで理解できる韓日関係になってほしいです」と語った。

 春日井さんは自身の留学経験を活かし、日本人の韓国の大学への進学をサポートする留学エージェントも運営している。

 さらにビューティー事業への拡大も視野に入れており、今後も草の根レベルで「民間外交官」としての活動を続ける計画だ。

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