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(CNN) ブラジル大統領選は25日、決選投票が行われ、現職のルラ大統領がトランプ米大統領の盟友として知られるフラビオ・ボルソナーロ上院議員を僅差(きんさ)で破り、再選を果たした。

この歴史的な勝利により、80歳の左派指導者であるルラ氏は、ブラジル大統領に4度選出された初の人物となった。選挙戦では生活費や犯罪、汚職への懸念に加え、ブラジルおよび中南米全域で広がる政治の右傾化が大きな争点となっていた。

1989年に大統領直接選挙が復活して以来、初回投票で2位に終わった候補者が大統領に当選するのは初めてとなる。4日の初回投票ではボルソナーロ氏が有効票の47.03%を獲得。ルラ氏の45.16%を上回っていた。その差は約220万票だった。

結果に先駆け、決選投票の投票日には波乱もあった。両候補による土壇場での要請を受け、選挙当局は投票時間を2時間延長した。

ブラジル最高裁判所のクリスティアーノ・ザニン判事は、ルラ氏の陣営からの要請を認めた。同陣営は、複数の州で投票所への輸送を担うバスに影響を及ぼす「問題」が発生したとして、投票時間の延長を求めた。ボルソナーロ氏の陣営も、一部地域で大雨のため有権者が投票所にたどり着くのに困難を抱えているとして、延長を要請していた。

この延長措置は、ブラジル全土の投票所で混乱を引き起こした。延長命令が出されたのは現地時間の午後5時ごろで、ちょうど投票が終了する予定の時刻だったため、すでに閉鎖された投票所も多かった。実際、多くの投票所は閉鎖されたままだった。その後、ザニン判事と高等選挙裁判所(TSE)は、まだ閉鎖されていない投票所のみ、現地時間午後7時まで開けておくべきだと説明した。この決定にボルソナーロ氏の陣営は反発。選挙対策責任者は「最高裁判事による恥ずべき、時機を逸した決定だ」と批判した。

この選挙結果がもたらす影響は、ブラジル1国にとどまらない。中南米最大の国であるブラジルは、ルラ政権下でより独立した外交政策路線を維持することになる。ルラ氏はトランプ政権との緊張が高まるなか、自国の主権と、グローバルサウスや中国との緊密な関係を重視してきた。

25日、トランプ氏はブラジル大統領選の決選投票を「注視している」と発言。どちらの候補への支持も表明しなかったものの、以前にはボルソナーロ氏の第1回投票での健闘を称賛し、この選挙を「非常に重要だ」と評していた。

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