ロンドン(CNN) 英ヘンリー王子の妻メーガン妃は23日、父親のトーマス・マークル氏が児童への性的虐待画像を多数所持していたとの報道に触れ、「深く心を痛めている」とコメントした。父親を巡る「憂慮すべき疑惑」については、2018年の時点で知らされていたとも明かした。
英紙サンの22日夜の報道によれば、マークル氏の息子は、フィリピンにある父親の自宅で未成年の子どものわいせつ画像を大量に発見。フィリピン当局に通報した。
マークル氏は疑惑を否定している。
息子はサンとのインタビューで「画像を見つけた時はぞっとした。父親のことを通報する以外、選択肢がなかった」と振り返った。サンの報道では、息子はフィリピン当局に対し、父親の自宅で児童性的虐待の画像を「数千枚まではいかなくても、数百枚」発見したと証言。保管箱やパソコンのハードディスクから見つかったという。
フィリピン司法省の児童虐待を担当する部門は23日、CNNに本件を「捜査中」だと明らかにした。
息子はサンの取材に、米連邦捜査局(FBI)の通報窓口や全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)、父親が当時住んでいた米ペンシルベニア州の警察にも通報したと語った。
マークル氏は米国籍。FBIはマークル氏を巡る疑惑を把握していると述べ、CNNに「必要に応じてフィリピン当局を支援する」方針を示した。「米連邦法に違反する関連疑惑があれば、それについても捜査する」と付け加えた。
メーガン妃は23日の声明で、「この24時間で浮上した報道に深く心を痛めている。私の思いは被害を受けた可能性のあるすべての子どもたちと共にある」とコメントした。
マークル氏は疑惑を強く否定している。英紙デイリー・メールの取材に、疑惑は「でたらめ」だと述べ、25年に息子と一緒にメキシコを離れて以降、問題のパソコンは手元になかったと説明した。
マークル氏はデイリー・メールに対し、「息子からこんな疑いをかけられてショックだ。傷つき、とても動揺している。疑われているようなことは、私には絶対にできない」と語った。
デイリー・メールによると、メークル氏は昨年、血栓が原因で脚の切断手術を受けた。現在はフロリダ州のリハビリ施設で義足歩行の訓練に取り組んでいるといい、この施設から取材に応じた。
メーガン妃は今は疎遠になっている父親について、8年前の時点で疑惑を知らされていたという。23日の声明では、「2018年にロンドン警視庁と王室・要人警護部に書簡が送られ、後に私にも書簡が共有された」「書簡には父に関する深刻で憂慮すべき疑惑が記されており、当局が捜査中だという確約をもらった」としている。
メーガン妃が言及した書簡に具体的にどういった疑惑が記されていたのかは不明だ。
メーガン妃は「一部のメディアが事実をゆがめて伝えてきたが、私が父と距離を置き、子どもたちとの接触を認めなかった理由はただ一つ、子どもたちを守るためだったということを今こそ理解してほしい」と述べている。
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