2026 Oct 22 , by:
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福岡市動物園(福岡市中央区)が、国の天然記念物のツシマヤマネコの飼育開始から30年の節目を迎えました。唯一の生息地である長崎県対馬市の比田勝尚喜市長から吉栁善弘園長に感謝状が贈られ、4年ぶりに誕生したメスの子猫の名前が「なぎ」と発表されました。【石田ゆり】
福岡市動物園は1996年、国内で初めてツシマヤマネコの飼育を始めました。繁殖技術や飼育ノウハウを全国の動物園と共有するなど、希少種を守る活動の大切な役割を担っています。各地でこれまでに88匹が生まれ、約7割の63匹が福岡市動物園で誕生しました。
野生のツシマヤマネコは100匹弱しかおらず、いまだに絶滅の危機にあります。9月末現在、福岡市動物園の7匹を含め、国内10施設で計36匹が飼育され、命のバトンをつないでいます。
ツシマヤマネコの別名「とらやま」にちなむ「ツシマヤマネコの日」の10月8日、福岡市動物園で感謝状贈呈式がありました。比田勝市長は「大変感謝している」とお礼を伝え、吉栁園長は「ツシマヤマネコはとても繊細な動物。保全活動に力を入れたい」と応じました。
4月に生まれたなぎの名前は、穏やかな海と対馬の島をイメージしています。三つの名前の候補で投票を呼びかけ、寄せられた5656票の中で、最も多い2371票を集めました。
なぎは現在、母のチョコから親離れして一匹で暮らしています。体重約2・7キログラムで、好物はヒヨコです。泳ぎが得意で、暑い日には水に入って遊んでいるそうです。対馬出身の飼育員の斎藤裕樹さんは「とても好奇心旺盛」と話しました。
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