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フランスで起きた生活費高騰などを訴える大規模なデモは、一部の参加者が暴徒化し、放火や略奪などが相次ぎました。デモの動きはヨーロッパ各地にも広がっています。

報告

「パリ市内にある高級ブランドの路面店。こちらの店舗でも略奪が発生したということです」

高級ブランド「ディオール」の店舗。ショーウィンドウが割られ、店内も荒らされた跡が。店の前の路上には、焼け焦げた自転車が放置されていました。

フランスで17日に起きたガソリン代や食費などの高騰を訴えた大規模な抗議デモ。全土110か所で行われ、55万人が参加、一部が暴徒化し、治安部隊と衝突しました。

中部リモージュでは、崩れ落ちたのは1883年に建てられた市庁舎。何者かによって放火されたとみられています。

このほか、リヨンでも観光案内所が放火されたほか、マルセイユでは市庁舎にデモ参加者の一部が侵入しました。

さらに、店舗への略奪行為も相次いで発生。ルイ・ヴィトンやロレックスの店舗も被害を受けました。

片付けていた女性

「私たちの街がこんな姿になるのを見るのはつらいです」

一連のデモでは、これまでに2300人以上が拘束されました。警察官など900人以上が負傷したほか、警察が使用した炸裂弾を投げ返そうとした17歳のデモ参加者が手首を吹き飛ばされる重傷を負うなど、けが人も多数出ています。

マクロン大統領は18日、国民に向け緊急演説を行い、事態の沈静化を呼びかけました。

マクロン大統領

「いかなる暴力も一切容赦しません。今は団結と冷静さ、そして互いへの尊敬が必要です」

そのうえで、ガソリン代などの高騰は「フランスが関与しないペルシャ湾での紛争に起因するものだが継続して改善に取り組む」と表明しました。

今回のデモには、先月から続く教育環境の改善を求める高校生らによるデモの参加者も合流したとみられていて、マクロン氏は彼らに対し、「先入観を持たず対話を続け、共に対応策を構築する努力を続ける」と呼びかけました。

抗議デモはヨーロッパ各地でも。

イタリア・ミラノでは、生活費高騰などに対するデモがあり、暴徒化した一部が略奪行為などに及び、警察官が催涙弾で鎮圧する事態に。ベルギーやアルバニアでも大規模なデモが行われていて、混乱の拡大が懸念されます。

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