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大谷翔平選手らの活躍でメジャーリーグが注目される一方、野球がポピュラーとはいえない中国で、新たな野球リーグが誕生しました。そこで奮闘する日本人選手を取材しました。

先月、グラウンドで黙々と練習に励む日本人がいました。二宮衣沙貴さん(28)、中国・福建省がホームの厦門ドルフィンズの選手です。

厦門ドルフィンズ 二宮衣沙貴さん

「中国のプロ野球があると知り合いから聞いて、自分からアプローチして動画を送って、トライアウトで受かった」

150キロを超える直球とフォークボールを武器に大学時代、ドラフト候補として注目されるも指名に至らず。いまでもプロ野球入りを夢に描く彼ですが、新たな挑戦の舞台に選んだのが中国でした。

これまでも野球のリーグが発足したことはあったものの、スポンサーの撤退などで定着しなかった中国。今回、二宮選手が参加するのは今年誕生したばかりのCPBリーグです。

記者

「スタジアム周辺は、飲食店やグッズ売り場が建ち並んでいますが、まだ新リーグということもあってか、プレハブ形式の建物があったり、すべて完成しているわけではなさそうです」

このリーグは上海や北京などを拠点とする6チームで優勝を争います。

2028年からの本格的な始動に向け、いま力を入れているのが実績のある選手の獲得。元メジャーリーガーを呼び寄せるなど“商業”としての定着を目指します。

CPBリーグ ブランドマーケティング責任者 王世莉さん

「最終的な目標は中国選手たちのレベルアップです。香港・マカオ・台湾の選手、その他の外国人選手らの経験を中国に持ち込んでもらいたいです」

年齢的にも、ここ中国でなんとか結果を残したいと二宮さんは語ります。

厦門ドルフィンズ 二宮衣沙貴さん

「今年結婚したばかりなんですけど、好きなことをやらせてもらってるんで、(奥さんには)本当に感謝の気持ちはあります」

この日はリーグの上位チームを決める大事な一戦。マウンドを託されたのは二宮さんでした。相手は優勝候補のチーム。日本のプロ野球で活躍した選手も所属するといいます。

強豪相手に6回無失点、8奪三振の力投。チームの勝利に貢献しました。

厦門ドルフィンズ 二宮衣沙貴さん

「野球をやっていれば1%でも(夢が叶う)可能性はあると思っている」

中国で始まった新たなリーグ。異国の地で夢を追う28歳の挑戦は続きます。

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