15日から、高知市中心部の国道32号=電車通りの一部区間で、車線の運用が変わります。交通の混雑や事故を防ぐことが目的で、「バス専用車線が廃止され、西向きの2車線が蛇行しながら直進する」形へと変わります。取材にあたった松岡アナウンサーがお伝えします。 15日から車線の運用が変わるのは、高知市中心部の国道32号=通称「電車通り」で、「はりまや橋交差点」から「高知城前交差点」までの西向きの車線です。多くの県民が、日常生活の中でこの道路を通行すると思いますが、藤崎さんはどのようなイメージがありますか? ▼藤﨑アナウンサー
「一番右の車線にいると、右折する車につかまる。真ん中の車線にいると、今度は右折から真ん中の車線に行きたい車が突然入って来るという危ない思いをしたこともあります」 道路を管理する土佐国道事務所によりますと、「走行しにくい」「接触事故が起きそうになった」といった声があったということです。こうした混雑の緩和に向け、土佐国道事務所は車線の運用を変更することを決め、8月24日から夜間工事を行ってきました。 本来は14日朝、運用開始予定でしたが、13日の雨で延期となり、「15日朝5時」から運用が始まります。 大きな変更点は2つです。1つ目は、「中の橋通り交差点」で、一番右側の車線が「右折専用」となります。ここにはもともと「右折専用車線」はなく、“右折待ち”が発生して混雑の最も大きな要因となっていましたが、今回から、右折する車と直進する車を分けて混雑を軽減させます。 こちらは、工事が始まった8月末の「中の橋通り交差点」の様子です。平日の昼間ということで、そこまでの混雑はありませんでしたが、それでも一番右側の車線で“右折待ち”が発生していますね。 このため、直進する車が真ん中の車線に集中しやすくなっていましたが、今回の運用変更でこの場所に「右折専用車線」が新たに設置されます。 この場所に「右折専用車線」ができると、どうなるんでしょうか? 西向きの直進車線が、「右折できる直進3車線」ではなく、「直進のみ可能な2車線」となります。ここからは2つ目の大きな変更点で、これまでは区間全体で一番左側の車線が「朝と夕方の1時間ずつバス専用車線」となっていました。今回これを廃止し、バス停がある場所には停車スペース「バスベイ」などを設置しました。
これによって、区間全体で「車線を蛇行しながら2車線で直進できる」ようになります。 バスの利用者にとって「不便」にはならないのでしょうか? 実は2019年に、対向車線=「東向き」の車線で、今回と同じような車線運用の変更が行われたんですが、土佐国道事務所によりますと、バス会社から「不便だ」という声はあがりませんでした。それを踏まえ、今回も、「混雑を解消する」目的が大きかったということです。 また、2022年には少し先の「大橋通り交差点」から「県庁前交差点」の区間でも同じ工事が行われていて、こちらでは真ん中の車線の使用率が、「84%」から「47%」に減少しました。 そして、こちらが15日から運用が変わる、14日の「中の橋通り交差点」の様子です。まだ一部の区画線ができていませんが、左端の「バス専用車線」が無くなっていました。 これまで、この場所を通る車のうち真ん中の車線を走る車は「全体のおよそ77%」を占めていましたが、15日からの運用変更で、車の通行が分散され混雑も解消されることが期待されます。 ▼土佐国道事務所 川田憲男 計画課長
「2車線を直進化することによって、速度の低下や事故の減少につながると考えている。あす早朝5時より、運用を開始します。現地の案内表示を確認し、新しい車線運用に慣れてもらいながら、安全で快適な道路利用にご協力をお願いします」 今回の工事で、はりまや橋交差点から県庁前交差点まで直進車線が2車線になりますから、広い範囲で混雑が緩和されそうですね。 はじめは慣れず、不便に思うかもしれませんが、長期的に見ればスムーズで安全な運転にもつながります。15日からこの場所を通る際は車線が変わっていることに注意して通行してください。
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