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(雲林中央社)ガラス大手、AGCディスプレイグラスの台湾法人、艾杰旭顯示玻璃の労働組合は5日、基本給を底上げするベースアップ(ベア)を求め、中部・雲林県の工場でストライキに突入した。労組によれば、ストには従業員約500人が参加している。現場では一時、工場の入り口に陣取るスト参加者とその他の従業員の間で衝突が発生した。

労組は日本本社の従業員に対する5~6%のベアを基準に、毎年のベア実施を即時検討することなどを会社側に求めている。艾杰旭によれば、会社側は9月24日に2度目の労使交渉を予定していたものの、労組側から「会社が毎年の全面的な賃上げ案を提出する権限を本社から得ていないのであれば、これ以上協議する必要はない」との見解が示され、2度目の交渉は行われなかった。労組は同25日、10月5日午前8時から7日正午までストを実施すると発表した。

労組の沈全成理事長は、一律の賃上げ制度が25年にわたって設けられていないと指摘。直近7年間でも提案と交渉を繰り返し行い、日本本社に準じた持続的賃上げを求め、「毎年の全面的賃上げ、査定昇給」の案を提出していたものの、会社側から全面的賃上げ案の提出を拒まれたため、組合員投票でストを決定したと説明した。

ストの現場には、来月下旬に控える雲林県長選に立候補した国民・民進両党の候補者が相次いで応援に駆けつけた。

艾杰旭は報道資料を通じ、労組が法に基づいてストを実施することや従業員のスト参加の有無については尊重するとしつつ、保安協定は確実に履行されなければならないと表明。長年にわたり従業員の待遇改善を続け、勤務評価に基づく毎年の昇給や3年ごとの消費者物価指数(CPI)に基づく関連の手当の検討などを行ってきたとし、今後も継続的に協議し、解決策を模索していくとした。

雲林県政府は労使双方に対し、衝突を激化させないよう、冷静さと自制を保ち、引き続き協議を通じて解決策を模索するよう呼びかけた。

AGC(当時は旭硝子)は2000年に雲林にディスプレイ用ガラスの製造拠点を設置した。

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