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(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)の航空会社フライドバイの旅客機内で副操縦士から襲撃を受けながら抵抗したスミット・マッチャール機長は2日、「他の誰一人死なせるわけにはいかない」との一心で立ち向かったと振り返った。先月30日に起きたハイジャック未遂とみられる事件の後、マッチャール氏が公の場で発言するのは初めて。

マッチャール氏はインドのモディ首相とのビデオ通話で、「あの時は自分の命を守るために必死だった」と説明。「重傷を負って立っていられず、倒れてしまった。その時、私が立ち上がらなかったらどうなるのか、という思いが頭をよぎった」と語った。

事件が起きたのはテルアビブに向かっていた旅客機内。乗客と乗務員が勇敢にも操縦室に突入し、機体を再び制御下に置いたことで、飛行中の大惨事は間一髪のところで回避された。

マッチャール氏によると、機体が降下していることに気づいたのは、操縦室の床に倒れていた時だった。

「あの瞬間、あとひと踏ん張りだ、やるしかない。ドアはすぐそこだ、自分に言い聞かせた」とマッチャール氏はモディ氏に語り、「その時ですら、彼から殴られていた」と振り返った。

「そうこうしているうちに何とかドアを開けると、全員が入ってきた」とマッチャール氏。他の乗客数人が操縦室に駆け込み、襲撃した人物を取り押さえたという。

「自分の命を守ろうと必死だった。でも同時に、他の誰一人死なせるわけにはいかない、ということも分かっていた」

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