【10月1日 AFP】米カリフォルニア州の遊園地「シックス・フラッグス・マジックマウンテン」は29日、人気のジェットコースター「X2」を恒久的に閉鎖すると発表した。このアトラクションをめぐっては、乗った後に脳損傷を負ったとの訴えが相次いでいた。
ロサンゼルス北郊バレンシアの同遊園地では、急降下や激しいひねりが特徴で、最高時速80マイル(約130キロ)で走行しながら座席が360度回転する「X2」が、過去20年以上にわたり数百万人もの来場者を魅了してきた。
しかし、同アトラクションをめぐっては訴訟が相次いでおり、今年7月には被害に遭った2人の女性の家族が重大な負傷を負ったと訴えている。
パメラ・ギエンさん(40)は7月5日にX2に乗車後、深刻な硬膜下血腫と脳圧迫を発症し、緊急手術を受けた。家族が米CNNの取材に対して明かした。
また、その数日後には、ロサンゼルス在住のナオミ・グリアウイルキンソンさん(25)が乗車後に意識を失い、脳の緊急手術を受けた。両親によれば、グリアウイルキンソンさんは数週間にわたり自発呼吸や会話ができない昏睡(こんすい)状態が続いているという。
同アトラクションはこの直後から運休となっていたが、施設側は9月29日、恒久的な閉鎖を決定した。
同園のブライアン・オーディング社長は「2008年のオープン以来、X2は1600万人以上のゲストを迎え、アトラクションファンから熱烈な支持を得てきた」とした上で、「X2は多数の安全テストを一貫してクリアしていたが、閉鎖することが適切な判断であると信じている。アトラクションの安全性はわれわれの事業の根幹。信頼に影響が出るようであれば真摯(しんし)に対応する」と述べた。
グリアウイルキンソンさんの代理人を務める法律事務所は、同アトラクションで負傷したと主張する100人以上の人から連絡を受けていると明らかにした。
北米全域でテーマパークを展開するシックス・フラッグス側は、係争中の訴訟についてはコメントしないとしている。(c)AFP
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