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【9月26日 AFP】ロシア当局は25日、今月18~20日に実施された下院選について積極的にコメントしてきた同国の著名な政治学者アレクサンドル・キネフ氏(51)を違法薬物の販売・流通罪の容疑で逮捕したと発表した。有罪となった場合、10年以上20年以下の拘禁刑を科される。

ロシアが2022年に開始したウクライナ侵攻を受けての弾圧の強化に伴い、大勢の反体制派活動家や政治学者、有識者らが国外に逃れる中、キネフ氏はロシアに踏みとどまって、ウラジーミル・プーチン政権によって構築された政治体制やウクライナ侵攻を批判してきた。

プーチン政権は侵攻開始以来、弾圧と検閲を旧ソ連末期に匹敵するレベルにまで強化している。

ロシア国営メディアによると、モスクワの裁判所はキネフ氏に対し、違法薬物の販売・流通罪の容疑で逮捕状を出した。

キネフ氏の逮捕が公表された25日、中央選挙管理委員会は下院選の最終結果を発表。それによれば、プーチン大統領の与党「統一ロシア」は全450議席のうち349議席を獲得した。2016年の343議席を上回る過去最高の議席で、3分の2以上の「スーパーマジョリティー」を確保した。

キネフ氏は逮捕直前まで、政権による徹底した統制で運営される下院選の投票手続きを「徹底的に追跡」し、SNSで積極的に分析を投稿していた。

今年2月、キネフ氏はロシア当局から「外国の代理人」(外国スパイと同義)に指定された。

ロシアに踏みとどまって活動を続ける著名ジャーナリスト、アレクセイ・ベネディクトフ氏はSNSで、勾留中のキネフ氏は容疑を全面的に否認していると明らかにした。

政治学者のコンスタンチン・カラチェフ氏もキネフ氏を擁護。

テレグラムで違法薬物の販売・流通罪の容疑について、「彼がこれ以外の何をしたとしても納得できるが、これだけは絶対にあり得ない」として、「われわれは、誰もが常に危険と隣り合わせの異常な時代を生きている」と述べた。(c)AFP

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