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ニューヨーク(CNN) イランのペゼシュキアン大統領が国内でメディアに登場する場合、会見は厳格に管理された状況下で行われる。

しかし24日、ペゼシュキアン氏は米ニューヨークで記者団の質問に応じた。米国と敵対関係にある国の指導者でありながら、同氏のニューヨーク訪問には米シークレットサービス(大統領警護隊)の警護が付いている。

国連総会での演説から一夜明けて行われた今回の幅広い質疑応答の中で、ペゼシュキアン氏は戦争や核開発計画、国内の反体制派に対するイランの従来の立場を改めて表明した。また制裁がイラン国民に及ぼしている影響について語ったほか、イランがトランプ米大統領の殺害を試みることは決してないと主張した。トランプ氏本人並びに米当局は、イランの体制側が同氏の暗殺を企てているとかねて非難している。

ペゼシュキアン氏の会見は、国連本部からほど近いミレニアム・ヒルトン・ホテルで行われた。同氏は国連本部で前日の23日、米国との戦争が長引く中でもイランは「決して屈しない」と宣言していた。

会見でペゼシュキアン氏は、イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師との最近の会談についても触れた。モジタバ師は戦争開始以来公の場に姿を見せていないが、ペゼシュキアン氏によれば「健康状態はかなりいい」という。

2月の米・イスラエルによる攻撃で重傷を負ったともみられているモジタバ師の状態について、ペゼシュキアン氏は「健康面や外見に大きな問題は見られなかった」と説明。直近の対面での会談は約1カ月前に行われ、会談時間は約7時間に及んだと付け加えた。

イランの代表団が交戦状態にある国に滞在するのは極めて異例のことだ。

会見の中でペゼシュキアン氏は、イランがトランプ氏の殺害を企てているという非難を否定。「(イランが)トランプ氏やその家族の暗殺を図る立場を取ったことは、公然とであろうと秘密裏にであろうと、これまで一度もない」と強調した。

先月、シークレット・サービスは、イランの国営放送がトランプ氏の末息子バロン氏の命を脅かすような動画を放映したことを把握していると発表した。それ以前にはイスラエルが、イランによるトランプ氏暗殺計画に関する情報を米国と共有していた。また米司法省は2024年後半、大統領選前のトランプ氏殺害を狙ったイランの陰謀を阻止したとして、連邦レベルでの訴追を発表している。

イランの強硬派メディアは、トランプ氏とその家族の命を脅かす内容を繰り返し取り上げてきた。7月に行われた前最高指導者の故ハメネイ師の追悼行事では、体制支持者が「トランプを殺せ」と書かれたポスターを掲げる姿も見られた。トランプ氏自身も、自らの命を狙うイランの脅威について公言している。

ペゼシュキアン氏の今回の発言を受け、ホワイトハウスのケリー報道官は次のように述べた。「イランの体制は、自国民を数千人殺害し、海外で米国人を殺害し、ホルムズ海峡でテロ行為を行い、地域の近隣諸国に対して無差別攻撃を仕掛けてきた」「大統領は、そのような邪悪な国が決して核兵器を保有することのないよう勇敢に取り組んでいる。それによって世界全体がより安全で安定した状態になるだろう」

ペゼシュキアン氏は、イランが直面する国内の課題についても言及。米国の制裁と継続中の戦争が同国の経済を圧迫し、物価の高騰や生活必需品の不足を招いていると語った。

また、イランは合意を望んでいるとしつつ、いかなる合意も米中間選挙の時期とは無関係だと述べた。

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