【ソウル聯合ニュース】韓国のソウル高裁は22日、人事などで便宜を図る見返りに高価な貴金属などを受け取ったとしてあっせん収賄罪に問われた尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻、金建希(キム・ゴンヒ)被告の控訴審で、一審の懲役7年より軽い懲役5年の実刑判決を言い渡した。また、受け取った絵画や貴金属の没収と2440万ウォン(約280万円)の追徴を命じた。
一審では、金被告が2022年9月に警護用ロボットの販売などを手掛ける事業家から事業支援に関する請託を受け、3990万ウォン相当の高級腕時計を受け取った罪と、李培鎔(イ・ベヨン)元国家教育委員会委員長(閣僚級)から50万ウォン相当の絵画の複製品を受け取った罪について有罪と判断したが、二審ではこれらを無罪とし、減刑した。
このほかの罪については一審と同様、有罪と判断した。
高裁は、金被告が22年3月から5月にかけて、建設会社の会長から1億380万ウォン相当の貴金属を受け取り、会長の娘婿が政府の要職に任命されるよう取り計らったと認めた。
また、同年6~9月に知人の牧師から公務員の職務に関する請託を受け、総額540万ウォン相当のブランドバッグなどを受け取ったことも事実と認定した。
同年4月、李培鎔氏から215万ウォン相当の金の亀の置物を受け取り、李氏が国家教育委員長に任命されるよう関与したこと、23年2月ごろ金相敏(キム・サンミン)元部長検事から総選挙に絡み当時与党だった「国民の力」の公認候補選びで便宜を図るよう要請され、1億4000万ウォン相当の絵画を受け取った罪も有罪とした。
高裁は「この事件は公務員の職務に関するあっせん名目で金品を受領した権力型あっせん収賄事件」とし、「被告人は大統領の配偶者という立場を忘れ、ためらうことなく金品の受領を繰り返した」と批判した。
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