【9月19日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領(80)は18日、デンマーク自治領グリーンランドの安全保障について米国が「恒久的な管理権」を得ることでデンマークおよびグリーンランド自治政府と合意したと発表した。これによりロシアや中国がグリーンランドに基地を建設できなくなる。
トランプ氏は2025年1月に大統領に復帰して以来、戦略上の理由から米国がグリーンランドを管理する必要があると繰り返し主張し、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国であるデンマークを警戒させ、NATO諸国の激しい反発を買ってきた。
デンマーク政府とグリーンランド自治政府は合意を歓迎しており、22日に米ニューヨークで開幕する国連総会に合わせて協定に署名する。
協定の詳細は明らかにされていないが、デンマーク側は「デンマーク王国の主権と領土保全、およびグリーンランド住民の民族自決権を尊重するものだ」と強調している。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「アメリカ合衆国がデンマーク王国およびグリーンランドとの間で、グリーンランドにおける安全保障およびその他のあらゆるニーズに対する恒久的な管理権を米国に付与する協定を締結したと発表できることをうれしく思う」と投稿。
「米国の明示的な書面による事前の同意なしに、敵対国がグリーンランドに基地を持ったり、軍を駐留させたり、(安全保障上、政府の規制や審査の対象となる機微)センシティブな投資を行ったりすることは『永久(えいきゅう)に』できなくなる」と主張した。
トランプ氏は協定について、「無期限だ。つまり終わり(有効期限)はない!」とアピールし、米国は直ちにグリーンランドで大規模な軍事プレゼンスの構築に着手すると述べた。
複数のメディアによると、米国はグリーンランド北部に既に保有しているピツフィク宇宙軍基地(トゥーレ空軍基地から改名)に加え、グリーンランド南部に新たに三つの軍事基地を開設することを望んでいるという。(c)AFP
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