【9月18日 AFP】ナイジェリア北西部ザムファラ州ダンサダウで16~17日、バイクに乗った武装犯罪集団「バンディット(盗賊団)」が八つの村を襲撃して略奪し、少なくとも15人を殺害した。地元住民らが17日、AFPに明らかにした。
明確な政治的思想は有さないバンディットは長年にわたり身代金目的の拉致や家畜泥棒を繰り返し、ナイジェリア北西部および中部を恐怖に陥れている。村々を襲っては、住民を拉致・殺害するほか、民家を略奪して放火するなど蛮行の限りを尽くしている。
同地域ではもともと、主にキリスト教徒の農民と主にイスラム教徒の遊牧民フラニ族の間で土地や水利権をめぐる争いが続いていたが、遊牧民が盗賊団と化した。
地元の伝統的指導者の広報担当者を務めるアブバカル・ムサ氏は、「16日午前10時ごろに始まった攻撃は17日の明け方まで続き、バンディットに15人が殺害された」と述べた。
同氏によると、数十台のバイクに分乗した男たちが「村々を一斉に襲撃し、金目のものを片っ端から略奪した上、逃げ惑う人々に向けて発砲した」。
最も大きな被害を受けたダンダラ村では7人が死亡、6人が負傷、3人が行方不明になっている。
ムサ氏によると、今回の襲撃は前日に地元の自警団員がフラニ族1人を殺害したことに対する報復だという。
襲撃を受けたクヤンバナ村の住民シュアイブ・イブラヒムさんは、バンディットが「食料、衣類、家畜、バイクなどあらゆるものを奪い去った」と証言した。
ダンサダウ町に住むアフメド・モハメドさんによると、再度の襲撃を恐れた村人数百人が近隣の村々から避難してきたという。
ザムファラ州の農村部では、バンディットから村を守るために自警団が結成されている。だが、自警団がバンディットと疑われる人物を裁判を経ずに殺害(超法規的殺人)しているため、報復の連鎖に陥っている。
地元当局は暴力を阻止するため自警団の活動を禁止しているが、へき地では治安要員が不足しているため、今も自警団が活動を続けている。(c)AFP
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