2026 Sep 16 , by:
CNN
(CNN) 米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、政策金利を3年余りぶりに引き上げた。年初以降、イランとの戦争を背景にインフレが加速する中、物価上昇を抑える取り組みを再び強化した。
当局者らは、政策金利を0.25ポイント引き上げ、3.75~4%とすることを決めた。これにより、昨年実施した3回の利下げのうち1回分が打ち消される形となった。
この決定は、中東で数カ月にわたり続く戦争がエネルギー価格を大きく揺さぶり、インフレをより長期化、広範化させる恐れが強まる中で下された。当局者らは、人工知能(AI)関連の大規模な設備投資がインフレに及ぼす可能性についても懸念を抱いている。
今回の利上げは、ウォーシュFRB議長の下で初となる金利政策上の大きな動きである。利上げによって、ウォーシュ氏は、中央銀行に利下げを繰り返し要求した末に自身を任命したトランプ大統領と対立する可能性がある。
ウォーシュ氏は同日、インフレの主因となっているエネルギー価格の上昇そのものを抑える実質的な手段を中央銀行は持っていないことを認めた。
記者団に対し、「原油価格であれ食品価格であれ、個別の価格に我々が影響を及ぼすことはできない」と述べた。
その上で、今回の0.25ポイントの利上げについて、物価上昇がこれ以上広範囲に波及するのを防ぐためのものだと説明した。
FRBがインフレ指標として個人消費支出(PCE)物価指数を重視する理由の一つは、消費者物価指数(CPI)に比べて幅広く物価動向を捉える指標と見なされているからだ。当局者らは特に、食品とエネルギーを除いた基調的なインフレ指標である「コア指数」に注目している。
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