【9月14日 AFP】ポーランドとウクライナは13日、両国国境付近でのロシアによる攻撃について、ワルシャワ行きの列車や国境検問所付近への攻撃を含め、戦争の「激化」であるとして非難した。
ロシアは同日、ウクライナ西部にドローン攻撃を行った。ウクライナ鉄道は、列車が攻撃を受けた時間帯に、ボリス・ジョンソン元英首相やデビッド・ペトレアス元米中央情報局(CIA)長官が近くの国境駅に滞在していたと発表した。
この数日前には、第2次世界大戦以降の欧州で最悪の紛争を終わらせるために、米特使がモスクワとキーウを訪問したばかりだった。一方で欧州諸国は、自国領域内でロシアが主導しているとされる不審な破壊工作が増加していることに懸念を強めている。
ポーランド、ウクライナの両国によると、キーウ発ワルシャワ行きの旅客列車がポーランド国境までわずか2キロの地点で攻撃を受けたが、死傷者は報告されていない。
ウクライナ鉄道は声明で、「機関車が被弾する直前、ヤホディン駅には外交列車が停車していた。同列車には複数のEU加盟国の安全保障顧問や元欧州首脳らが乗車しており、その中にはジョンソン元英首相も含まれていた」とし、さらに「攻撃のまさにその瞬間、ヤホディン駅にいた別の列車にはペトレアス元CIA長官が乗車していた」と付け加えた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ロシアが「意図的に」機関車を攻撃したと主張し、「こうした攻撃が欧州へさらに拡大するのを防ぐため、ウクライナの男女は毎日戦い、命を捧げ、侵略の拡大を許さないようにしている」と述べた。
ポーランドはウクライナの主な同盟国の一つであり、ウクライナの空域が閉鎖されているため、ポーランドへの鉄道は同国からの主要脱出ルートとして避難民らに利用されている。
ポーランドのドナルド・トゥスク首相は攻撃を受けてワルシャワで緊急会議を開き、ロシアが「今後数週間で」戦争を激化させるとの予想を示して警告した。同氏はさらに「激化がわが国の領土に及ぶ可能性も排除できない。そうならないことを願っている」と付け加えた。
また、キーウで演説したポーランドのラドスワフ・シコルスキ副首相兼外相は、今回の「激化」を受けて同盟国はウクライナへの支援を「倍増」させるべきだと訴えた。
ロシア側は「欧州諸国からの軍事貨物輸送に使用されている鉄道インフラ」を攻撃したと発表している。(c)AFP
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