(CNN) 航空機追跡サイト「フライトレーダー24」によると、英国各地の空港で8日、約1300便が欠航した。航空管制システムが数時間にわたって停止し、広範囲で遅延や欠航が発生したためだ。欧州最大規模のハブ空港であるヒースロー空港を含め、9日も大規模な混乱が続くとみられている。
ロンドン・ヒースロー、ロンドン・ガトウィック、ロンドン・スタンステッドの各空港の出発案内板には9日、数十便の遅延や欠航が表示された。マンチェスターなど他の空港も混乱を報告している。
フライトレーダー24によれば、9日はこれまでに177便が欠航しており、そのほぼすべてがロンドン・ヒースロー空港だ。
ヒースロー空港の利用客に影響する大規模なシステム障害は、この2年間で2度目。国際空港評議会(ACI)のデータによると、ヒースロー空港の2025年の利用客数は8400万人超で世界7位だった。
アイルランドの格安航空会社ライアンエアーは、この問題で6万5000人の乗客が足止めされ、50便あまりの欠航を余儀なくされたと述べた。
ヒースロー空港が8日に発表した声明によると、同空港ではその後、出発便の運航が再開されたものの、到着便は引き続き欠航している。「混乱は続く」との見通しも示した。
英国最大の航空管制サービス事業者NATSは8日、問題は解消したと発表したが、空港では遅延が続いている。
SNSは、不満を訴える乗客の投稿や、空港のホールで長い列をつくる大勢の人々の写真であふれかえった。
あるX(旧ツイッター)ユーザーは、「いままで利用した交通機関の中で、これほどストレスフルで、失望した経験は一度もない」と投稿。ローマまで2時間半のフライトの代わりに、ブリティッシュ・エアウェイズが提示したのは「4回乗り継ぐ24時間のフライト」だったと付け加えた。
一方、SNSでは、混乱した状況の中で利用客のサポートにあたった地上職員を称賛する声も上がった。
影響は他国にも波及。エア・インディアやカタール航空は、英国発着便の遅延や、経路変更の可能性を警告した。
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