【8月29日 AFP】イランは28日、米国との戦闘開始から半年が経過して中東情勢が一変する中、米国が圧力キャンペーンを放棄すれば、外交への扉を開く姿勢を示した。
イランのアッバス・アラグチ外相はこの日、「外交を再び軌道に乗せることは不可能ではない。米国が『圧力は機能しない』という単純な事実を理解するかどうかにかかっている」と、X(旧ツイッター)に投稿した。
パキスタンやカタールを含む仲裁国が主導する外交努力は、2月下旬に米国とイスラエルが開始した戦闘を終わらせようと数か月にわたり試みられてきたが、徒労に終わっている。
4月に停戦が合意され、6月には最終的な平和協定に向けた覚え書きが署名されたものの、合意には至っておらず、その後米国はイランに対して「経済戦争」を宣言した。
アラグチ氏は27日、外交を再活性化させる新たな取り組みとして、イランの首都テヘランでカタールの外相と会談し、開戦時にイランが封鎖したホルムズ海峡について協議した。これは、オマーンやパキスタンとの1週間に及ぶ精力的な協議の締めくくりとして行われた。
米国が圧力を強めて「経済版Dデー」を宣言する中、イランの港に対する米海軍の対抗封鎖により、国内生産の不足も重なってイラン国内ではガソリンの供給がひっ迫している。
戦闘は収束したものの、主にホルムズ海峡周辺での散発的な攻撃により、最終的な平和協定の見通しは暗くなっている。
イラン側は、米国が対抗封鎖の解除と制裁措置の撤廃を求める6月の覚え書きに基づく義務を果たさない限り、ホルムズ海峡の封鎖を継続すると主張する一方、同海峡の領海を分け合うオマーンと海峡の将来について数週間にわたり協議を重ねている。
アラグチ氏は「米国は信頼を構築し、敬意をもって対話を行い、われわれの権利を認め、約束を守るべきだ」と語った。(c)AFP
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