ラグビー日本代表は、来年10月1日に開幕するワールドカップ(W杯)・オーストラリア大会を控えています。現在はチームの強化に取り組んでいますが、今の実力を測る絶好の大会が今年は始まっています。新しい国際大会「ネーションズ選手権」です。どんな大会なのでしょうか。
この大会は、ラグビー界で長年議論されてきた、「北半球と南半球、どちらが強いか」という問題に決着をつけよう、ということが基本的な狙いです。大会には世界トップクラスの12か国・地域が参加。「北半球」と「南半球」の2グループに分かれた各6チームが、7月と11月に相手半球のチームのみと3試合ずつ計6試合の総当たりを実施し、グループ内の順位を決定します。最後は、各グループの同じ順位のチーム同士が対戦して最終順位を決めます。
出場しているのは、ヨーロッパ6か国対抗の「シックス・ネーションズ」と、南半球4か国対抗の「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の各地域伝統の対抗戦出場チームが基本となっています。北半球はアイルランド、フランス、イングランド、スコットランド、ウェールズ、イタリア。南半球は南アフリカ、ニュージーランド、アルゼンチン、オーストラリアに加えて、フィジーと日本が招待されました。
日本は、初戦でイタリアを27―10で破って8年ぶりに勝利しました。その後はアイルランド、フランスに連敗しました。11月はヨーロッパに遠征し、ウェールズ、イングランド、スコットランドと3試合を戦います。
2027年秋にはワールドカップ・オーストラリア大会が開かれます。最大の祭典を控える中で、日本の力を試す貴重な機会となっています。ネーションズ選手権は2年に1度、開催予定です。日本にとっては定期的に世界の強豪との「真剣勝負」の機会に恵まれ、チーム強化につながることが期待されています。
日本代表はネーションズ選手権に出場する一方で、テストマッチも行っています。8日にはリポビタンDチャレンジカップが大阪・花園ラグビー場で行われ=写真、日本代表は強豪のオーストラリア代表に32―35で競り負けました。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは、以前自身が率いた母国からの歴史的初勝利を逃し、選手の頑張りをほめながらも「重要な場面で基礎的ミスがあった。重圧をかけられていないのに簡単にボールを渡してしまった」と敗因を挙げました。
15日にもオーストラリアで対戦し、日本代表がオーストラリアに17-56で敗れました。
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