【8月27日 AFP】ナイジェリアの武装犯罪集団「バンディット(盗賊団)」が、3週間前に中部ナイジャ州で拉致した7~12歳の子ども48人を身代金と引き換えに解放した。地元の伝統的首長と国連関係者が26日、AFPに明らかにした。
バンディットは長年にわたり身代金目的の拉致や家畜泥棒を繰り返し、ナイジェリア北西部および中部を恐怖に陥れている。村々を襲っては、住民を拉致・殺害するほか、民家を略奪して放火するなど蛮行の限りを尽くしている。農地や鉱山に「みかじめ料」を課すケースもある。
ナイジャ州マシェグ地区の伝統的首長アブドゥラヒ・サホンラミ氏は、「身代金を支払った後、40人が昨夜、残りの8人がきょう解放された」と語った。
サホンラミ氏によると、8月5日にサボンリジヤ村の外れにある農場で落花生を収穫していた子ども54人がバンディットに拉致され、近くのズグルマ動物保護区内の野営地に3日間監禁された。このグループは身代金を要求することなく子どもたちを放免したという。
だが、子どもたちは解放されて村に戻る途中、別のバンディットに再び拉致された。
このバンディットは、イスラム過激派組織「アンサール」とつながりを持つ著名なバンディットの頭目ドゴ・ギデ容疑者に忠誠を誓うグループだという。
明確な政治的思想を有さず、金銭目的で動くバンディットは、ナイジェリア北東部を拠点とするイスラム過激派と手を組むこともあれば、縄張り争いを繰り広げることもある。
国連関係者も子ども48人の解放を確認。
「最初のバンディットの拘束下で少女1人が死亡し、2番目のバンディットに連行される途中で5人が脱走に成功したため、拘束されていたのは48人だ」と述べた。
カインジ湖国立公園内のズグルマ動物保護区には複数のバンディットやイスラム過激派が野営地を置き、政府の統治が及ばない広大な森林に拉致被害者を監禁している。(c)AFP
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