【8月26日 AFP】英メディアによると、ロシア軍に義勇兵として参加してウクライナで戦っていた英国人男性が、6月に死亡した。ロシア側で義勇兵として戦っていた英国人の死亡が確認されたのは初めてとみられる。
最初に報じた英ラジオ局LBCによると、死亡したのはイングランド北部サウスヨークシャー出身のブラッドリー・タウンゼンド氏(33)。ウクライナ東部ドネツク州で6月10日、遠隔操作型無人機による攻撃を受けて死亡した。
BBCなど複数の英主要メディアも同氏の死亡を報じている。
英外務省は、ウクライナで英国人が死亡したとの報道を認識しており遺族と連絡を取っていると述べたが、身元については確認を避けた。
タウンゼンド氏は4月にインターネット上に投稿された動画インタビューの中で、ウクライナに侵攻するロシア軍に参加するためロシアに渡ったことを認めた。
ユーチューブに投稿された4分間の動画の中で、タウンゼンド氏は自らを「ごく普通のヨークシャーの男」と称し、「特攻任務のためにここに来たわけではないが、そうした結果になり得ることも理解している」と語った。
このインタビューは、同じくロシア側で戦う英国人義勇兵のエイデン・ミニス氏とベン・スティムソン氏によって実施・共有された。
ミニス氏とスティムソン氏は、ウクライナ東部ドンバス地域(ドネツク、ルハンスク両州)で戦った功績でロシア国籍を授与されたとされる。
両氏は6月にタウンゼンド氏の訃報を投稿した。
ミニス氏は6月14日、X(旧ツイッター)に「愛する戦友コールサイン『バジャー』ことブラッドリー・スペンサー・タウンゼンドは突撃に参加し、リマン近くの戦場で倒れた」「彼の軍歴は短いものだったが、最も輝かしい星となって散った」と投稿した。
スティムソン氏も同日、テレグラムでタウンゼンド氏の死亡が「報告された」と明かし、「ブラッドは前線に行って戦うことを強く望んでいた」「彼は世界に自分の生きた証しを残したがっていた。歴史の正しい側に立ちたがっていた」と記した。
英政府は自国民に対し、ロシア全土への渡航を中止するよう勧告している。
ロシアがウクライナ侵攻を開始して以来、両国が外国人戦闘員を募集しているが、ロシア側について戦う英国人のケースが確認されるのは極めて異例だ。
LBCが友人の話として報じたところによると、タウンゼンド氏は4月初旬にバーンズリーの自宅を出発。家族にはルーマニアへ向かうと告げていたという。
本人が作成したとされるテレグラムアカウントなどのSNS投稿によると、タウンゼンド氏は軍歴がなかったにもかかわらず、渡航から数週間以内にロシア軍と契約を結んだとされる。SNSの最後の更新は4月下旬となっていた。(c)AFP
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