本格的な流通が始まった秋の味覚「サンマ」。今年は不漁に加え、ある異変が起きているといいます。
■サンマが「戻ってこない」不漁で“小型化”
山形純菜キャスター:
秋の味覚「サンマ」。2026年は不漁に加え、“ある異変”が起きているようです。
通常、スーパーで売られているサンマの一般的なサイズは、90g台~100g台(1歳魚)なのですが、13日に北海道・根室市の花咲港で初水揚げされたサンマは1匹30g程度の小ぶりだったということです。
落札した浅野昌英さんは「今まで見たことない。とにかく大きいサンマが獲れてほしい」と話していました。
ある調査によると、サンマの1歳魚の割合が2025年を下回っているということです。
【1歳魚の割合】
・2025年:59.6%
・2026年:17.2%
(水産研究・教育機構調べ)
つまり、2026年は、生まれたばかりの0歳魚が約8割という状況なのです。
水産研究・教育機構によると、「現在調査中だが…日本近海に戻ってくるはずのサンマが少なかった」といいます。
■「サンマ」資源量が過去最低に
サンマの資源量も減っています。
水産研究・教育機構によると、2026年のサンマの資源量は、2025年より6割減の42万9000t(推定)で過去最低となりました。
さらに、日本近海に戻ってくる「来遊量」も2025年の水準を下回っているというのです。
24日、東京・品川区ある鮮魚店「中與商店」では、サンマ1匹486円で販売していました。担当者は「2025年に比べると小ぶり。価格は約2倍高い」といいます。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
サンマは年々、減少しているようですが、地球温暖化と何か関係があるのでしょうか。
井上貴博キャスター:
マグロの資源量は回復傾向にあるようです。サンマも同様に(漁獲枠などの)ルールを作っていかなければいけないのでしょうか。ただ、ただ、不漁が長期的に続いてしまうと、生計が立たなくなる方も出てきます。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
秋はサンマ以外にも美味しいものが豊富にあるので、「秋といえばサンマ」という感覚を変えてみるのもいいかもしれません。
■ウニにコンブも…不漁相次ぐ
山形キャスター:
不漁が続くのはサンマだけではありません。
【岩手 ウニ】
岩手県漁連によると、春先からしけ続きで漁に出られず、水揚げ量が2025年の3分の1に。
例年はお盆で漁が終わりますが、2026年はお盆明けも漁を行っているということです。
さらに価格も高騰しています。
菅原商店の「牛乳瓶入り生うに(150g)」は、例年4000円前後で販売しているのですが、2026年は、6500円に。
一時は、新規受付を停止していましたが、現在は販売を再開しているということです。
【北海道 昆布】
北海道漁連によると、2026年度の生産量は8461tとなる見通しで、過去最少だった2024年度と同じ水準だということです。
コンブ漁師によると、「(不漁だけではなく)例年に比べて昆布が薄い」といいます。
■戻りガツオが豊漁 価格は3~4割安に
一方で、期待できる魚もあるんです。
宮城県の戻りガツオ、2025年は記録的な不漁でしたが、2026年は7月の1か月間で2025年の年間水揚げ量を上回るほど豊漁に。
価格も2025年と比べると、3~4割安いということです。
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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック顧問・アース製薬の社外取締役など
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