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【大邱聯合ニュース】韓国南東部・大邱で開催されている35歳以上の選手が年代別に競い合う陸上競技選手権「世界マスターズ陸上」で、60年ぶりにトラックに立った78歳の元韓国代表や100メートルを15秒台で走った77歳の選手など、記録や順位より挑戦そのものが胸を打つレースが繰り広げられている。

 今大会には106カ国・地域から選手や同行者ら計1万1176人が参加し、34種目が実施される。

 韓国人参加者のうち最高齢のキム・ミョンラクさん(90)は娘の勧めで今大会に参加した。娘は心臓に負担がかかることを懸念し、砲丸投げを勧めたが、キムさんが選んだのは100メートルへの挑戦だった。キムさんは23日、100メートル出場を前に、「順位は重要ではない」として、「全力で走り、転ばずに完走することが目標だ」と語った。

 娘は父の挑戦を応援するため、ポスターを制作した。「父が走り切る姿を子どもや孫たちに見せることだけでも感動すると思う」と父の挑戦を応援した。

 男子400メートルの元韓国代表、イム・ウルヨンさん(78)は22日の100メートルに出場した。「陸上大会に参加したのはおよそ60年ぶり」とし、「走れるだけでもうれしい」と語った。「得意の400メートルが残っているが、順位についてはあまり気にしていない」という。

 イムさんは1988年のソウル五輪では陸上の審判を務めた。「これからも陸上選手が増え、韓国の陸上競技が発展してほしい」と期待を寄せた。

 陸上愛好者のト・ドファンさん(77)も100メートルに参加した。記録は15秒63。陸上愛好者の間では「おじいちゃんウサイン・ボルト」と呼ばれる。トさんは「70代からマラソン大会に参加したが、本当に楽しい」として、「走ることほどいい運動はない」と話した。そのうえで、「順位は関係ない。若いなら少しスピードを出せばいいし、年を取ったら少しずつ走ればいい」と強調した。

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