【8月16日 AFP】イランは15日、「ホルムズ海峡を間もなく米国領と宣言する」と述べたドナルド・トランプ米大統領の主張に対し、封鎖中の同海峡は「今後もイランのものであり続ける」と反論した。
トランプ氏は、2月下旬に中東紛争が始まった当初にイラン政府が事実上封鎖した同海峡について、船舶の通航が再開していないにもかかわらず、米国の管理下にあると繰り返し主張している。
イランのカゼム・ガリババディ外務次官はX(旧ツイッター)への投稿で「ホルムズ海峡はこれまでも、現在も、そしてこれからもイランのものである。この海峡の閉鎖と開放は、イランの指揮下でのみ行われる」と述べた。
トランプ氏は14日、ニューヨーク州での政治集会で、米国がイランを打倒した後、「間もなくホルムズ海峡を米国領と宣言するつもりだ。これは本当だ」と語った。この発言について匿名のホワイトハウス高官は「トランプ氏の冗談だった」と後に釈明したと、ウォール・ストリート・ジャーナル誌が報じている。
先週、イランの安全保障トップであるモハンマド・バヘル・ゾルガドル氏は、海峡再開の条件として、レバノン、パレスチナ、イエメン、イラクにおけるイランおよびその同盟国への「戦争と侵略の停止」のほか、制裁の解除、凍結資産の凍結解除、戦時被害の補償などを要求している。
イランは海峡を管理し通航手数料の徴収を望んでいるが、これは紛争前には行われていなかったため、米国は激しく反対している。
ホルムズ海峡の問題は、米国の有権者に対して経済的負担を強いており、11月の中間選挙が近づく中、トランプ氏にとって頭痛の種となっている。
J・D・バンス米副大統領は先週、対イラン紛争における米国の最優先事項は国民のために原油・ガソリン価格を低価格で安定させることであり、イランによる核兵器保有の阻止は2番目の目標だと述べている。(c)AFP
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