水辺で遊んでいて、服を着たまま溺れそうになったら--。もしものときに自分の身を守るため、三重県伊賀市阿保の市立青山小学校のプールで、4、5年生が、服を着たまま泳ぐ「着衣水泳」を学びました。【大西康裕】
教えたのは、イトマンスイミングスクール名張校のスクール長、大野彰宏さんです。1時間目と2時間目には、4年生の体育の授業で約50人が、水着の上にふだん着を着てプールに入りました。
子どもたちはまず、うつぶせになって静かに浮かぶ練習をしました。大野さんは肺に空気が入ることで「肺が浮袋になる」と話しました。子どもたちは、そのことを体でたしかめました。
そのあと、一人一人が空のペットボトルを持ち、うつぶせやあおむけで浮く練習をしました。大野さんは「(顔とおなかを上に向けて寝る)あおむけだと呼吸ができる」と教えました。ペットボトルなしで浮いたり、あおむけに浮かびながら平泳ぎのようにゆっくり動いたりする子どももいました。
何度も伝えられた大切なことは、「バタバタしない」「あわてない」ということです。バタ足のように強く動くと体力を消耗することになります。また、手や足を水の上に出すと、体がしずみやすくなるそうです。
最後に大野さんは「もしもの時は今日のことを思い出してほしいし、水辺にはライフジャケットを正しく着用して行ってほしい」と話しました。
参加した4年生女児は「水にぬれると服が重くなった。ペットボトルがあると楽に浮ける。ないと難しかった」と話しました。
大野さんによると、イトマンスイミングスクールは、水辺の安全を広めることに力を入れています。スタッフは、日本ライフセービング協会の着衣水泳の講習を受けているということです。この小学校で教えるのは、2025年に続いて2度目です。5年生も3時間目と4時間目に着衣水泳を学びました。
・水の中でバタバタしない、あわてない
・肺の空気を「浮袋」にして静かに浮く
・空のペットボトルは浮輪がわりに
・ライフジャケットを着よう
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