【7月18日 AFP】ウガンダで2023年反同性愛法に基づき、公衆の面前でキスをした女性2人が逮捕・起訴された事件で、検察は17日、起訴を取り下げたと発表した。
反同性愛法は、合意に基づく同性間の性行為の最高刑を終身刑と規定。「加重同性愛」は死刑を科される可能性もある。
いずれも20代の女性2人は今年2月、北西部アルアでキスをしているところを近隣住民に通報され、逮捕された。
地元警察のジョセフィン・アンギシア氏は当時、「近隣住民が警察に通報し、2人の女性が同性愛行為をしており、公衆の面前でキスをしているのを目撃したと訴えた」と述べた。近隣住民は2人がキスをしている証拠の写真も提出したという。
「多くの女性が2人のワンルームの借家に入り、そこで一夜を過ごすのを目撃されており、同性愛者の乱交パーティーが行われているのではないかと近隣住民は疑っていた」とアンギシア氏は付け加えた。
検察の副報道官はAFPに対し、「公訴局が起訴取り下げを申請し、裁判所が認めたことを確認した」と述べた。
人権弁護士のフランク・ムギシャ氏は起訴取り下げを歓迎する一方、「そもそも起訴されるべきではなかった」と指摘。
「キスは犯罪ではなく、自分が誰であるか、あるいは誰を愛しているかを理由に迫害されるべき人は誰もいない。今回の決定が、同様のケースに対する広範な見直しの始まりとなり、反同性愛法から生じるすべての不当な起訴が取り下げられることを願っている」と語り、同法の廃止を呼び掛けた。
人権団体によると、保守的でキリスト教徒が80%以上を占めるウガンダにおいて、反同性愛法はLGBT(性的少数者)コミュニティーに対する恐喝やゆすりの手段としてしばしば利用されている。
同法は人権活動家らの激しい怒りを買い、国連や欧米諸国からの非難を招いたほか、世界銀行が同国への融資を一時停止する事態となった。(c)AFP
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