(CNN) ロジクールの「Mobi Fold」は、多くの人が必要としているコンパクトなマウスだ。まだそれに気づいていない人も多いかもしれないが、毎日出社する必要があったり、出張が多かったりするビジネスパーソンで、マウスを使えば作業が格段にはかどると分かっているのに持ち歩こうと思っていない人にぴったりな製品だ。また、ノートパソコンのトラックパッドで手や手首が疲れているものの、荷物に自宅で使っているマウスを詰め込むスペースがない人にもうってつけの製品だ。この超小型マウスは簡単に持ち運べるうえに、控えめな見た目からは想像もつかない特別な機能を備えている。筆者がここしばらく試したマウスの中で一番Mobi Foldを気に入った理由を紹介しよう。
ありえないほど小型で持ち運びやすい
折り畳んだり開いたりする時も、デスクトップでマウス操作をする時も、Mobi Foldはデザインの妙を感じさせる仕上がりとなっている。十分に小型で普段社員証を入れているバックパックのポケットや、シャツの胸ポケットなど、ほとんどどんなケースやポケットにも収まるサイズ感だ。折り畳んだ状態の大きさは57ミリ×66ミリ×21ミリ、重さ79グラムなのだが、実際に自分で使ってみるまでは、その小ささと軽量さは実感できないだろう。テック製品でこれほど小さく軽いものは、Bluetoothトラッカーや最小クラスのワイヤレスイヤホンくらいしか思いつかない。
この携行性がなぜ重要なのかといえば、持ち運びが楽になるからだ。バッグを開けてこのマウスを収納しなくても、家を出る時にポケットに入れておける。
見た目よりはるかに高機能
どれだけ小型でも、マウスとしての性能はしっかりしている必要がある。その点、Mobi Foldは正確にカーソルを操作でき、クリックの感触も良く、タッチスクロールも意外なほど快適だった。物理ホイールの感触が多少恋しく感じたものの、テストでは十分に機能した。
このマウスがマルチデバイス切り替え機能を搭載している点は、ロジクールを評価したい。同社の他のキーボードやマウスにも搭載されている機能だが、ここではなおのこと重要だ。同社の入力機器は最大3台の接続済みデバイスを記憶できることで知られており、Mobi Foldではマウス前方下部にある小さな丸いボタンを押すだけでデバイスを切り替えられる。新しいデバイスとのペアリングも簡単だ。
「Logi Options+」アプリを試してみたところ、Mobi Foldではスクロール専用だと思っていたタッチパネルに実は二つのボタンがあり、デフォルトではウェブブラウザーの進む・戻る操作に割り当てられていることが分かった。筆者はこれをMacの「Mission Control(開いているすべてのウィンドウを表示する機能)」と、音量のオン・オフをすぐに切り替えられるシステムミュートに変更した。
優れたバッテリー持続時間
こんなに小さなマウスにしては、Mobi Foldのバッテリー持続時間はかなり優秀だ。公式サイトの公称値ではフル充電で32日間とされているが、実際に使ってみると1日の消耗は平均2%程度で、公称値を大きく上回った。バッテリー切れを心配する必要もほとんどないだろう。同社によれば、USB-Cケーブルで1分間充電するだけで22時間使用できるという。実際にテストしてみると、1分の充電でバッテリーは10%回復した。
バッテリー管理も非常に簡単で、Mobi Foldを折り畳むだけで電源が切れる。たたまずにデスクに1日置きっぱなしにしたとしても、バッテリーの消耗はそれほど大きくない。
最も人間工学的なマウスとは言えない
Mobi Foldはノートパソコンのトラックパッドよりは人間工学的に優れているものの、普段使っているワイヤレスマウスの方が手になじむだろう。
V字が広がったような形状のMobi Foldを少し使ってみれば、非常に携行性に優れている一方で、最も快適なマウスとは言えないことが分かるはずだ。これは、同じ動作の繰り返しで手や手首に痛みを抱える人にとっては問題になり得る。
価格はやや高め
Mobi Foldの価格は80ドル(日本では税込1万4850円)で、どこにでも持ち歩ける優れたマウスとしては10ドルほど高く感じるが、安っぽさを感じない点は付け加えておきたい。カラーが4色から選べる点も評価できる。
デザインや機能を考えると、80ドルという価格は妥当だという見方もできるだろう。ただ、あらゆるテック製品が値上がりしている中で、価格に多少敏感になるのも不思議ではない。もっと小型で安価な携行用マウスを求めるなら、ロジクールの「POP Mouse」はわずか30ドル(同4950円)だ。だが、その分デザインはよりフラットで人間工学性はさらに劣る。
ロジクールのMobi Foldは、ノートパソコンのトラックパッドでは十分ではないと分かっている人向けのマウスだ。どんなポーチやポケットにも収まる、驚くほど優秀な製品で、タッチパネルには隠れた機能が詰まっている。数週間テストする中で、Mobi Foldを持って自宅を出るたびに、作業効率が上がったように感じた。これが新しいメインのマウスになるとは言わないが、同僚やカフェで作業する筆者を見かける人たちは、筆者がMobi Foldを使う時間が増えていくのに気づくはずだ。Mobi Foldはバッグに常備しておく、外出時にぴったりなテック製品の一つになった。
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本稿はCNN Underscoredのヘンリー・T・ケイシー記者による製品レビュー記事です。
製品のテスト・調査・推薦に長年の経験を持つベテランのライターや編集者がそろったCNN Underscoredでは、各記事を丁寧に編集し、製品を適切に調査するよう徹底しています。各製品を正確にテストし、各アイテムの長所・短所を確実に考慮したうえで最良の製品のみを推薦できるよう、適宜第一人者の専門家にも話を聞くようにしています。
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