【7月5日 AFP】エジプトの観光・考古省は4日までに、約2000年前の墓群とビザンツ(東ローマ)帝国時代の集落の遺構が発見されたと発表した。
同省の4日の声明によると、墓群は、アレクサンドリアから西に約100キロの地中海沿岸に位置するマリーナ・エル・アラメインでの調査発掘で発見された。ギリシャ・ローマ時代のもので、18基発見されたという。
複数の埋葬室は、当時の中仕切り用の石板がそのままの状態で残され、また長さ約2.5メートルの花崗岩製の石棺は蓋がされたままだった。これらのことから、墓は約2000年にわたり密閉された状態を保っていたことが示唆された。
墓の内部からは、人骨とともに土器やアンフォラ(両取っ手付きの壺)、その他の副葬品が発見された。
最も注目すべき発見の一つは、複数の被葬者の口の中にあった計24個の金製品で、これは来世を信じる当時の宗教観に関連した埋葬習俗とされている。
この遺跡は、ヘレニズム時代からビザンツ時代にかけて繁栄した地中海の港湾都市「レウカスピス」のものと考えられている。
同省によると、1986年に建設工事中にこの遺跡が初めて特定されて以降、今回の最新の発見により、マリーナ・エル・アラメインで確認された墓の総数は44基に達したという。
また同省は3日、西方砂漠のダクラ・オアシスにあるアイン・アル・サビル遺跡で、紀元4世紀頃のものとみられるビザンツ時代の町の遺構が発見されたことも明らかにした。
日干しレンガで造られたこの町は、格子状の街路、公共広場、住宅、バジリカ様式の聖堂、そして防御施設を備えており、砂漠の内陸部に組織化された都市コミュニティが存在していたことを示している。
また、現場からはコプト語やギリシャ語が記された約200点のオストラコン(文字が書かれた陶器の破片)のほか、ブロンズ硬貨や金貨も見つかった。一部には、ローマ皇帝コンスタンティウス2世(在位:337〜361年)の治世に関連するものも含まれていた。(c)AFP
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