【6月29日 AFP】英国のキャサリン皇太子妃は週末、スコットランド、イングランド、ウェールズの各最高峰に登頂した。がん慈善団体への資金集めと「診断の先にある人生を模索する」ことを目的とした、耐久力を試す挑戦だった。
キャサリン妃は、2025年1月にがんが寛解(かんかい)状態にあることを発表して以降、公務への復帰を段階的に進めている。
28日夜にSNSへ投稿された動画の中で、キャサリン妃は「恩返しをするため」に、英国で「ナショナル・スリー・ピークス・チャレンジ」として知られる登山を達成したことを明かした。
キャサリン妃は「この場所にいられること、そしてこれらの山々を歩くのに十分な体力が戻ったことに心から感謝しています。しかし、より重要なのは恩返しをすること、そしてこの国中で行われているあらゆる素晴らしい活動を認めること」と語った。
霧に包まれた山頂の一つに立つ自身の写真が添えられた別の投稿で、キャサリン妃はこの偉業について長文のメッセージを寄せた。
「ナショナル・スリー・ピークス・チャレンジは、単なる身体的な試みとしてではなく、がんの宣告を乗り越え、その先の人生を切り拓く機会としての挑戦だった」
「この挑戦を通じて、深刻な病気がもたらすより深い影響や、包括的なヘルスケアの重要性について、人々の意識を高めたい」
キャサリン妃は27日夕方に挑戦をスタートし、24時間以内にスコットランドのベン・ネビス山、イングランドのスカーフェル・パイク山、ウェールズのスノードン山(イ・ウィズファ)に登頂。総歩行距離は約37キロ、登った高さの合計は約3000メートルに達した。
ゴールでは、夫のウィリアム皇太子と、長男ジョージ王子、長女シャーロット王女、次男ルイ王子の3人の子どもたちのほか、キャサリン妃の両親と弟が出迎えた。
皇太子妃の公邸であるケンジントン宮殿は、王室メンバーがこのチャレンジを達成したのはキャサリン妃が初めてとみられると発表した。
キャサリン妃は2024年3月、詳細な病名は非公表とした上でがんの診断を受け、化学療法を始めたことを明らかにした。ロンドンのロイヤル・マーズデン病院で治療を受けたキャサリン妃は、特設の募金ページを開設し、今回の挑戦を通じて、同病院のがん慈善団体への寄付を募っている。
キャサリン妃は、公の場での公式職務を徐々に再開しており、5月にはがん診断後初となる海外公務でイタリアを訪問していた。(c)AFP
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