(CNN) 米ボストンのローガン国際空港で20日午前、民間機2機のニアミスが発生し、連邦航空局(FAA)が調査を進めている。
フライト追跡データからは、午前11時30分ごろ、デルタ航空2351便のパイロットが着陸進入を中止したことがうかがえる。この時、アメリカン航空3161便は交差滑走路で離陸に向けて加速していた。
デルタ航空の広報担当者は声明で、デルタ機のパイロットは回避のためいったん機体を上昇させてから安全に着陸し、乗客も通常通り降機したと説明した。デルタ機の機材はエアバスA319。
両機がどこまで衝突に近付いていたのかは明らかになっていない。
航空無線サイト「ATC.com」が捉えた航空管制の音声によると、管制官が離陸しようとしていたアメリカン航空機にどこへ行くのかと尋ねたところ、パイロットは管制塔から離陸許可を得ていると答えたという。アメリカン航空はCNNの問い合わせに対し、FAAに照会するよう求めた。
専門家は空の旅が極めて安全なことに変わりはないと指摘しているが、米国では最近、航空関連の事案が相次いでいる。この中には4件の航空機墜落事故や、深刻化の一途をたどる乱気流問題、今回のケースに酷似したニアミスや「ゴーアラウンド」の調査も含まれる。
「ゴーアラウンド」は着陸中止を意味する航空用語で、着陸をやめて直ちに機体の上昇を始め、その後の指示に従うことを指す。航空機や車、人が誤って滑走路に入ってしまう滑走路誤進入を防いだり、風向きの急変や着陸アプローチが万全でない場合などに対処したりする目的で、こうした安全確保のための機動が用いられる。
FAAの元航空交通管理官で、現在はエンブリー・リドル航空大学准教授(航空交通管理学)を務めるマイケル・マコーミック氏はCNNの以前の取材に、ゴーアラウンドは乗客を動揺させることもあるが、一般的な対応とみなされており、米国では毎日のように起きているとの見方を示した。
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