【6月19日 AFP】J・D・バンス米副大統領は18日、米国とイランが戦闘終結に向けた覚書に署名したことを批判するイスラエルの閣僚に対し、世界に唯一残された強力な同盟国を失うことのないよう異例の強い警告を発した。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とドナルド・トランプ米大統領との間の緊張が高まる中、バンス氏はネタニヤフ内閣の閣僚らに対し、「目を覚まして現実を直視せよ」と呼び掛けた。
バンス氏はホワイトハウスでの記者会見で、「現時点で、イスラエル国に好意的な国家元首は、世界中を探してもドナルド・J・トランプただ一人だ。そして彼は、世界の超大国の元首でもある」と指摘。
「私がイスラエル政府の閣僚だったら、世界に唯一残された強力な同盟国を攻撃するようなまねはしない」と語った。
バンス氏は、ネタニヤフ氏本人が覚書署名を批判していないことを認める一方、米国がイスラエルに提供している「巨額の軍事援助」についてはっきりと言及。
「過去3か月間、イスラエルを守ってきた防衛兵器の3分の2は、米国人の手で造られ、費用を米国民の税金で賄われたものだ」「イスラエルにとっての問題はドナルド・J・トランプではない。イスラエル国内に自分たちの最大の問題が米大統領だと考えている者がいるならば、今すぐ目を覚まして現実を直視しなければならない」と呼び掛けた。
バンス氏は18日に掲載された米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、バンス氏は、イスラエルの極右イタマル・ベングビール国家治安相とベツァレル・スモトリッチ財務相を名指しして、彼らが覚書署名を攻撃していると批判。
「彼らに対する私の回答はこうだ。あなた方の具体的な対案は一体何なのか? イスラエルの人口は900万人だ。直面するあらゆる国家安全保障上の問題を、ただ殺戮を繰り返すだけで解決できるわけがないだろう」と述べた。(c)AFP
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