【6月18日 AFP】ディズニーのアニメーション映画『リロ&スティッチ』で主人公リロの声を担当した俳優のデイヴィー・チェイスさんが16日、米ロサンゼルスで死去した。35歳だった。米メディアが報じた。
父親のジョン・デヴィッド・シュウォリアーさんがニューヨーク・タイムズ紙に語ったところによると、チェイスさんは細菌性髄膜炎と血液感染症による合併症のため、入院先の病院で亡くなったという。
シュウォリアーさんが同紙に明かしたところによると、疎遠になっていた娘のチェイスさんは13歳の頃から薬物問題に苦しむようになり、近年はホームレス状態となって、亡くなった病院の近くのロサンゼルス市内で暮らしていたという。
『リロ&スティッチ』が興行的な大ヒットを記録した当時、チェイスさんは11歳だった。彼女はその後も、テレビシリーズやゲーム作品などで同キャラクターの声を担当し続けた。
また、米アカデミー賞で長編アニメーション賞を受賞した映画『千と千尋の神隠し』の英語版では、ヒロインの千尋役の声優にも抜擢された。
子役としてのキャリアの中では実写作品にも出演しており、キャンベル・スープのCMに出演したほか、ジェイク・ギレンホールが主演を務めた映画『ドニー・ダーコ』では主人公の妹役を演じた。
さらに、2002年の映画『ザ・リング』では、顔を覆う長い黒髪でテレビ画面から這い出し、観客を恐怖に陥れたサマラ・モーガン役を熱演。この演技により、2003年のMTVムービー・アワードで「最優秀悪役賞」を受賞した。
米芸能サイト「TMZ」は、チェイスさんの恋人をロイ・ヘルナンデスさんと特定。ヘルナンデスさんが彼女の医療費をまかなうために立ち上げたクラウドファンディングのページを引用し、そこにチェイスさんが直面した苦難の詳細が綴られていたと報じた。
ヘルナンデスさんはそのページに、「不遇な子ども時代を過ごし、家族との痛ましい決別を経験した後、デイヴィーはロサンゼルスのダウンタウンでいじめに遭い、安全と幸せを見出せずにもがいていた。それでも私たちは、共に幸せと希望の瞬間を見つけていた」と記していた。
AFPは、チェイスさんの所属事務所に取材を申し込んだが、現時点で回答は得られていない。(c)AFP
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