【6月14日 AFP】ガーナ政府は13日、サッカーW杯北中米大会に臨む同国代表MFトーマス・パーティへのビザ(査証)発給を拒否したカナダ政府に対し、正式に抗議を申し立てたと発表した。パーティは現在、英国で強姦の罪などで裁判を控えている。
ガーナのサムエル・オクジェト・アブラクワ外相は、SNSに投稿した声明の中で、カナダの決定を「高圧的で極めて不当」と非難し、パーティを「ガーナ代表チームの極めて重要なメンバー」と称した。
声明では「ガーナはカナダに対し、公式な抗議公文書を送付した」とした上で、「同公文書はカナダに対し、この遺憾な決定を見直すよう求めている」と付け加えた。
ガーナ政府は、カナダ法および国際法に基づき、あらゆる外交的、法的「救済措置」を模索し、この問題が完全に「公正に審議」されるよう全力を尽くすと言明。カナダ政府に対し、「公平性とコモン・ローの基本原則にのっとり、決定を撤回する」よう促した。
かつてイングランド・プレミアリーグのアーセナルでプレーし、現在はスペイン1部リーグのビジャレアルに所属するパーティは、2020年から22年の間に4人の異なる女性から告発された7件の強姦罪と1件の性的暴行罪について、無罪を主張している。
裁判が来年に予定されている中、W杯への出場は可能となっていたが、17日にカナダ・トロントで行われる試合は出場できなくなった。
パーティは、いずれも米国で開催されるグループLのイングランド戦とクロアチア戦には出場可能となるが、ガーナ代表は決勝トーナメントに進出した場合に再びカナダに戻る可能性が残っている。
カナダの移民・難民・市民権省は個別の事案について詳細は提供しないとしつつ、「国籍、プロフィル、あるいは大会における役割に関わらず、例外なく一貫して規則を適用している」とし、「個人の存在が安全上のリスクをもたらす可能性があると判断した場合、入国を拒否することがある」と続けた。
米税関・国境警備局(CBP)は、係争中の裁判があることは把握しているとしつつも、「有罪判決を受けておらず、ビザが発給された上で米国への入国が認められた」と述べている。(c)AFP
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