【6月13日 AFP】米オープンAIの「チャットGPT」と米アンソロピックの「Claude(クロード)」はスペインの勝利に賭け、フランス・ミストラルの「Le Chat(ル・シャ)」はフランスが栄冠をつかむと予想。中国の「DeepSeek(ディープシーク)」と「Qwen(クウェン)」は、アルゼンチンに肩入れしている。
2026年サッカーW杯北中米大会は、生成AI(人工知能)チャットボットが広く普及してから迎える初めての大会であり、ファンも研究者も同様に、最終的な勝者を予測しようとこれらのシステムを頼りにしている。
人間ではない存在に答えを求める今年の流行は、2010年南アフリカ大会の期間中に、国旗が描かれた箱からエサを食べることで優勝チームを予言したタコの「パウル」を思い起こさせる。
前回カタール大会の真っただ中だった2022年11月30日にチャットGPTが一般公開されたばかりの当時は、アルゼンチンが王座に駆け上がる中で、シリコンバレーの外で生成AIに注目している人はほとんどいなかった。
しかし今日では、さまざまな機関が生成AIシステムのサッカー予測能力をテストしている。
米バンク・オブ・アメリカのアナリストによると、同社が使用する米マイクロソフトの「Copilot(コパイロット)」は、ファンの約40%が支持したフランスと並んで、スペインを本命に挙げたという。
一方、テックニュースサイト「トムズ・ガイド」が米グーグルの「Gemini」、「チャットGPT」、「パープレキシティ(Perplexity)」に問いかけたところ、いずれもスペインの優勝を予測し、2番手にはすべてフランスを挙げた。
別のテックニュースサイト「デクリプト」も「チャットGPT」や「Claude(クロード)」から同様の結果を得たが、中国の「DeepSeek(ディープシーク)」と「Qwen(クウェン)」はアルゼンチンを支持していることを突き止めた。
豪サンシャイン・コースト大学の研究者らがオンラインメディア「ザ・コンバセーション」に寄稿した内容によれば、最終結果をあれこれ推測する楽しさを超えて、AIが指導者やメディカルスタッフ、審判、さらにはチケットで詐欺をはたらこうとする者すら支援しているという。
「(少なくとも現時点では)AIエージェントがゴールを決めたり、ロボットの監督が指示を出したりする姿を見ることはないだろうが、今大会の勝者がその過程でAIに依存していることは疑いようがない」と寄稿文では述べられている。(c)AFP
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