【6月13日 AFP】ベルギーの首都ブリュッセル当局は、安全面での懸念に基づき来年から電動キックボードのシェアリングサービスを禁止すると発表した。
近年ではフランスの首都パリ、スペインの首都マドリード、チェコの首都プラハなどが同様の措置を講じている。
ブリュッセル首都圏地域政府のボリス・ディリエス首相は11日、SNSに「事故、混乱、悪用があまりにも多過ぎた。ブリュッセルはレンタルキックボードの時代に幕を下ろす」と投稿した。
同地域政府によると、現在シェアリングサービスを展開している「ボルト」と「ドット」に付与されている事業許可は2026年末で失効し、更新しないという。
禁止されるのは電動キックボードのシェアリングサービスのみで、電動アシスト付き自転車のシェアリングサービスは対象外。
電動キックボードシェアリングの禁止に対しては、ボルトとドットに加え、労働組合「ACV-CSC(ベルギー・キリスト教労働組合連盟)」からも批判の声が上がっていた。同労組は、主に低スキル労働者を中心とする数十人の雇用を危険にさらす「乱暴な」決定だと主張している。
電動キックボードをめぐっては、交通渋滞を回避するための環境に優しい移動手段として称賛する人もいるが、負傷事故の原因となる「道路のゴミ」で、歩行者の妨げとなっている批判する人も多い。
ブリュッセル首都圏地域政府は今回の禁止措置について、電動キックボードが絡む事故が急増し、「憂慮すべき」事態となっていることを受けた措置だと説明。2025年には電動キックボードが事故による負傷者が前年比で26%増加し、666人に上ったという。
また、電動キックボードは路上に放置され邪魔になっていることが多い上、違法薬物取引などの犯罪の移動手段として利用される例も多発していたという。(c)AFP
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