【6月13日 AFP】サッカーW杯北中米大会に臨むガーナ代表MFトーマス・パーティが、英国で強姦の罪などで裁判を控える中、カナダ当局からビザ(査証)の発給を拒否され、パナマとの大会初戦を欠場することになった。12日、国際サッカー連盟(FIFA)が認めた。
かつてイングランド・プレミアリーグのアーセナルでプレーし、現在はスペイン1部リーグのビジャレアルに所属するパーティは、2020年から22年の間に4人の異なる女性から告発された7件の強姦罪と1件の性的暴行罪について、無罪を主張している。
裁判は来年に予定されておりW杯への出場は可能となっていたが、17日にカナダ・トロントで行われる試合は欠場が決まった。
FIFAは「カナダ政府がビザの申請を却下したため、トーマス・パーティ選手は水曜日(17日)に行われるパナマとの初戦に向けて、ガーナ代表のキャンプ地である米国ボストンからカナダへ渡航することができなくなったことを確認した」と発表。FIFAは、「ビザの審査を含め、開催国の入国管理プロセスには関与していない」と述べている。
カナダの移民・難民・市民権省は個別の事案について詳細は提供しないとしつつ、「国籍、プロフィル、あるいは大会における役割に関わらず、例外なく一貫して規則を適用している」とし、「個人の存在が安全上のリスクをもたらす可能性があると判断した場合、入国を拒否することがある」と続けた。
米税関・国境警備局(CBP)は、係争中の裁判があることは把握しているとしつつも、「有罪判決を受けておらず、ビザが発給された上で米国への入国が認められた」と述べている。
パーティは、いずれも米国で開催されるグループLのイングランド戦とクロアチア戦には出場可能となるが、ガーナ代表は決勝トーナメントに進出した場合に再びカナダに戻る可能性が残っている。
一方で、米国のドナルド・トランプ大統領の移民政策は、W杯で特定の国の関係者に影響を与えている。
ソマリア人審判のオマル・アルタン氏は、有効なビザを持っていたにもかかわらず米国への入国を拒否された。さらに米当局は、イラン代表チームのサポートスタッフの一部や、セネガルとコートジボワールのサポーターへのビザ発給も拒否している。(c)AFP
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