【6月10日 AFP】オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相は8日、自身が率いる与党・労働党が右派ポピュリスト政党ワンネーション党の後塵を拝していることが示された世論調査の結果を受け、移民の流入を削減すると約束した。
全国紙オーストラリアンが8日に公開した調査会社ニュースポールによる調査結果によると、ワンネーション党の支持率は31%で、労働党の30%を上回り首位に立った。
1240人を対象に実施されたこの調査は、ワンネーション党が政党支持率で首位に立った二つ目の主要な世論調査となった。
ワンネーション党の支持拡大について記者団に問われると、アルバニージー氏は右派ポピュリスト政党の台頭は世界的なトレンドだと述べた上で、オーストラリア人のアイデンティーの核心として「社会的結束」を重視する意向を示した。
オーストラリアの人口は今年6月、2800万人に達した。
ワン・ネーションは、近年の比較的多い純移民流入数(政府データによると2023年は53万8000人、2024年は42万9000人、2025年は30万6000人)に言及し、これこそが住宅不足の原因だと主張して支持を広げている。
これに対し政府は、これらの年における移民の大量の流入は、新型コロナウイルス感染症の流行中に国境が閉鎖された後、入国を待っていた学生や労働者が一挙に押し寄せたためだと説明している。
アルバニージー首相は首都キャンベラで記者団に対し、国民が住宅問題や「国民のためになっていない」経済に苦しんでいることを認めた。
「私たちは今後2、3年で純移民流入数を22万5000人にまで削減する。これが適切な数字だと考えている」と主張。
「世界中から人々がやってきて、オーストラリアを故郷(ホーム)と呼ぶことを誇りに思っているという事実は、わが国にとって国家的な資産だ」と付け加えた。
国勢調査のデータによると、オーストラリア国民の約半数は、少なくとも親のどちらか一方は国外出身。
オーストラリアの総選挙は2028年まで予定されていない。
アルバニージー政権は連邦議会下院で過半数を制しているが、ワンネーション党は先月の補欠選で、同党として初めて下院の議席を獲得した。(c)AFP
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