(CNN) サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会で審判を務める予定だったソマリア人のオマル・アブドゥルカディル・アルタン氏が、米国への入国を拒否されたため大会に参加しないことが分かった。国際サッカー連盟(FIFA)が8日に確認した。
CNNがアルタン氏の件について尋ねたところ、米税関・国境警備局(CBP)の報道官は、同氏がトルコ・イスタンブールからの便で米フロリダ州マイアミに到着した後、追加検査を受けたと述べた。
検査は、情報を確認したり入国の可否を判断したりする必要がある場合にCBPが行う通常の検査手続きの一環だったという。報道官によると、アルタン氏は「審査上の懸念により入国不適格と判断され、入国を拒否された」。
ソマリアは、トランプ政権が実施している入国禁止・制限措置の対象とされる39カ国に含まれる。報道官は入国拒否理由の詳細を明らかにしなかったが、対象国の国民は追加の審査を受ける必要がある。
アルタン氏はアフリカサッカー連盟から2025年の男子最優秀審判員に選ばれ、今年のW杯に参加する審判として選出されていた。
FIFAは声明で「FIFAは、ビザ(入国査証)の審査を含む開催国の入国管理手続きには関与しておらず、当局からアルタン氏の資格は現時点で変更されないとの通知を受けている」と述べた。「過去のFIFAの大会と同様、ビザを受け取る人物、入国を認められる人物を最終的に決定するのは開催国政府だ」
トランプ政権が厳格な入国管理政策を掲げる中で、イランをはじめとする複数の国々が米国への入国を巡って問題を抱えている。
イラン準国営メディアによると、イラン・サッカー連盟のメフディ・タジ会長は7日、代表チームが大会のため米国への入国許可を得たものの、入国できるのは「試合のわずか1日前」だと述べた。この報道をめぐっては、扱いが不公平だとの非難が巻き起こっている。
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