2026 Jun 03 , by:
CNN
(CNN) かつて「グーグル先生」に尋ねていた医療や健康に関する質問を、AI(人工知能)に尋ねる人が増えている。
しかし大半のAIチャットボットの背後にある大規模言語モデルの学習には、ネット上を流れる膨大な量の情報を含め、幅広いコンテンツが使われている。つまり、AIのアドバイスは不適切なことも、場合によっては危険なこともある。
そこで米マイクロソフトと米医療大手のメイヨー・クリニックが手を組んで、医療情報専門のAI開発に乗り出した。同AIモデルに学習させる情報は同病院の記録や研究成果、臨床医の専門知識といった情報に絞り、患者と医療従事者の双方に役立ててもらうことを目指す。
同プロジェクトは2日、マイクロソフトの開発者イベントで発表された。
同モデルはメイヨー・クリニックが保有して、いずれは傘下の病院の臨床医向けAIツールに活用したい意向。他の医療機関にこの技術をライセンス供与する可能性もある。さらに、患者が同病院のオンラインポータル経由で利用できるAI医療アシスタントの開発も目指す。マイクロソフトのコンシューマー向けチャット型AI「Copilot」で、医療関連の質問に対する答えの改善につながる可能性もある。
例えば患者が診断結果に関する詳細を尋ねたり、次の段階の治療について理解を深めたり、予防医療に関する情報を入手したりといった使い方ができる。
ただし、マイクロソフトのAI担当最高責任者ムスタファ・スレイマン氏によると、こうしたAIモデルで健康や医療に関する質問に正確な答えを出し、消費者に使用してもらえるようにするための学習や調整には何年もかかる見通し。まずはメイヨー・クリニックの専門家がテストを行って精度を確認した上で、一般提供を予定している。
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