2026 May 27 , by:
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【5月27日 AFP】コアラは、オーストラリアの森林地帯の厳しい環境に耐えられる一方で、穏やかな暑さでも長時間さらされると死のリスクが高まる可能性があるとの研究が27日、発表された。
20年以上にわたり蓄積されたコアラの救助に関するデータに基づくこの発見は、気候変動によって熱波の発生頻度と強度が増す中、人間だけでなく野生動物も深刻な危険に直面していることを示している。
科学誌バイオロジー・レターズに掲載されたニューサウスウェールズ州での調査によると、7日間の平均最高気温が27度に達すると、成体のコアラが保護施設に収容されるか死ぬ確率が上昇することがわかった。
30度以上になると、そのリスクは「25度前後の条件と比べて1.5倍から3.5倍高くなる」と研究の主著者、シドニー大学のバレンティナ・メラ氏はAFPに語った。
「われわれの発見は、一見すると穏やかな暑さでも長期間続くと生理的にストレスになる可能性があることを示唆している」と説明した。
暑い日には、コアラは木に抱きついて熱を発散させたり、より密集した葉や低い木で直射日光を避けたりして、体温を調整する。
草食性の有袋類であるコアラは、大腸などで効率的に水分を再吸収し、濃い尿を排出することで体内の水分を保持できる。また、環境条件に応じて体温をある程度変動させる「ヘテロサーミー」に近い適応を示すこともある。
コアラは40度を超える環境にも短時間なら耐えられる。しかし、それよりずっと低い気温でも、長時間さらされれば「健康状態や生存率が大きく損なわれる可能性が高い」とメラ氏は指摘した。(c)AFP
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