【5月10日 AFP】キア・スターマー英首相は9日、英国の統一地方選で自身が率いる中道左派の与党・労働党が歴史的惨敗を喫したことを受け、「有権者の声に耳を傾ける」と約束した。
失望した有権者が7日の投票で強硬右派政党や民族主義政党に流れた中で、閣僚らはスターマー氏への支持を表明している様子だが、2人の議員が党指導部に対し、スターマー氏の指導力について決断を下すよう促した。
スコットランドでは、独立を目指すスコットランド民族党(SNP)のジョン・スウィニー党首が、反移民を掲げる強硬右派政党「リフォームUK」が次の総選挙で勝利する可能性が高いと予測。リフォームUK政権が誕生した場合に備え、スコットランドを守るため再度の独立住民投票の機会を求めた。
ナイジェル・ファラージ党首率いるリフォームUKは、イングランド、スコットランド、ウェールズで議席を伸ばしたが、スコットランドとウェールズでは地元政党が最大議席を獲得している。
辞任を求める声に直面しているスターマー氏は、選挙での惨敗を受けて英紙ガーディアンに寄稿し、「正しい教訓は有権者の声に耳を傾けることだ。しかし、それは右や左に寄るという意味ではない」と記した。
労働党のクライブ・ベッツ議員は英BBCラジオで「今や内閣にはキアと話し合い、彼ら自身が戸別訪問で感じ取っているように、この状況をいつまでも続けることはできないと認識する責任があると思う」「タイムテーブルが必要だ。今後数カ月のうちに、適切で建設的な形で新しい党首を迎える方法を整えなければならない」と述べた。
もう1人の労働党議員キャサリン・ウェスト氏もBBCに対し、もし11日までに閣僚の誰もスターマー氏に挑戦しないのであれば、自ら党首選を発動するつもりだと述べた。これは他の議員にも道を開く可能性がある。
スターマー氏は続投の意向を示しているが、労働党が変革を実現するために十分な取り組みをしているという国民の信頼を維持できなかったことを認め、政府が「不必要な失敗」を犯し、国民に「希望」を与えることができなかったと記した。
11日の重要演説でスターマー氏は、自身の指導体制の立て直しを図るとみられている。(c)AFP
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