(CNN) 事情に詳しい情報筋2人によると、米格安航空会社(LCC)のスピリット航空は近く、米東部時間2日午前3時をもって運航を停止すると発表する。米国の主要航空会社が事業停止するのはほぼ25年ぶり。
スピリット航空はジェット燃料価格の高騰で、2度目の破産から脱却する計画が頓挫した。主要債権者にも受け入れ可能な救済策についてトランプ政権と土壇場で合意に至ることを目指していたが、この取り組みは1日、失敗に終わった。
今回の決定により、スピリット航空の航空券を持つ数百万人は急きょ、他の移動手段の手配を迫られる見通しだ。従業員1万7000人は職を失うことになる。スピリット航空の便が消滅することで、米国の航空業界全体で運賃の上昇が起きる可能性も高い。
トランプ米大統領は1日、ホワイトハウスで記者団に対し、スピリット航空を救済するかどうかの判断については「今日か明日」に発表する公算が大きいと明らかにした。
トランプ氏は「検討はしているが、もし我々が良い取引をまとめられなければ、どの機関も無理だった」「雇用は守りたいが、今日のどこかで発表を行う。我々は最終案を提示した」としている。
スピリット航空の広報担当者はこれより前、CNNに対し、運航停止の可能性を伝えた報道に関して直接のコメントはないと述べていた。
燃料価格高騰の影響で、2度目の破産から脱却するスピリット航空の計画は頓挫した。連邦政府との間で5億ドル規模の救済措置の交渉を進めているが、政府や債権者が受け入れられる結果には結びついていない。
資本集約的な航空業界では破産は珍しくない。好況時であっても、航空会社の利益率は低く、過去25年で米国の主要航空会社8社が破産を申請している。
多くの場合、破綻(はたん)した航空会社は財務が健全な競合他社に買収され、業界全体で再編が進む。現在はユナイテッド、アメリカン、デルタ、サウスウエストの4大航空会社で旅客便の約8割を占めている。
ただ、スピリット航空の運航停止は2001年9月11日の米同時多発テロ後にミッドウェイ航空が廃業して以来、米国の主要航空会社で初の事業停止となりそうだ。
Indonesian
English
Hindi
Thai
Vietnamese
Burmese
Spanish
Portuguese
Arabic
Russian
Chinese