【4月25日 AFP】ウクライナは24日、食料や水が十分に届かない状況で前線に数か月放置され、衰弱しきった兵士たちの写真が公開されたのを受け、問題の部隊が属する第14独立機械化旅団の指揮官を解任したと発表した。この出来事にウクライナ国民は激怒している。
この部隊に所属する兵士の妻とされるアナスタシア・シルチュクさんが、著しく体重を減らし、肋骨と鎖骨が浮き出て、無精ひげを生やした3人の兵士の写真を投稿した。
この部隊は昨年8月25日から北東部ハルキウ州の前線に配置されている。補給物資が届くかどうかは「神の思し召し」で、10~15日に1回ほどしか届かず、水も食料もなかった」。
冬の間、兵士たちは雪を溶かした水や、雨水を飲んで渇きをしのいだという。
ウクライナの軍事ジャーナリストや著名人たちは、この出来事に激怒した。
記者のアンナ・カリウジナ氏はソーシャルメディアに、「まさか軍指導部がウクライナ軍をこれほどまで辱めるとは思いもしなかった。歩兵たちはまるでロシアの捕虜(ほりょ)収容所から帰還したみたいだ」と投稿した。
ウクライナ軍参謀本部は24日、前線の実態を隠蔽(いんぺい)したとして、第14独立機械化旅団の指揮官を解任したと発表。
「多くの陣地を失った上、兵士への物資補給に関して一連の誤算があった。特に、同旅団の陣地の一つへの食料補給に問題があったことが確認された」述べた。
問題の部隊はウクライナ北東部、クピャンスク戦区のオスキル川周辺でロシア軍と戦っている。
ウクライナによると、補給物資は無人艇とボートを使って川経由で届けられているが、川はロシア軍の砲火にさらされているという。
ウクライナ軍は24日、問題の部隊に最近食料が届いたと発表し、「状況が許せば、部隊の即時撤退を実施する」と述べた。
第14独立機械化旅団の新指揮官タラス・マキシモフ氏は就任後、問題の部隊の兵士たちとオンライン通話を行い、天候が許せば速やかに交代させるよう尽力すると約束した。
ウクライナのメディアが報じた通話の中で、兵士の一人は「私たちを撤退させてくれれば、すべてがうまくいく」とマキシモフ氏に訴えた。(c)AFP
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